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概要:21日の日銀金融政策決定会合にて大規模緩和策の継続を発表しましたが、2022年度の物価上昇率(生鮮食品を除く)は2.3%に上方修正されました。
21日の日銀金融政策決定会合にて大規模緩和策の継続を発表しましたが、2022年度の物価上昇率(生鮮食品を除く)は2.3%に上方修正されました。本日15時半からの記者会見にて黒田日銀総裁は、「一部に弱めの動きが見られるものの全体として回復している」「業況感は持ち直している」「雇用は全体的に改善している」と重複しました。
また、急激な円安については、「為替相場はファンダメンタルズを考慮することが最も重要。経済にマイナスであり望ましくないと考えている」と発言しました。
最終的に 「引き続き金融緩和をしていくことで、賃金の上昇を伴う形で物価安定の目標を実現することは可能」とのスタンスを示しました。黒田総裁の記者会見開始後、方向感を模索していたクロス円は欧州時間に入っても大きな動きを見せずにいます。黒田総裁の会見後も上昇しない現状を見ると、クロス円は来週の米・FOMCを見据えていったんの調整下落を挟む展開も視野に入れておく必要がありそうです。
一方、本日最弱通貨となっているNZドルが最強通貨の対ユーロで失速しており、ユーロNZドルは100pips以上の上昇となっています。ユーロNZドルは時間足でダブルボトムに入りかけており、欧州時間にかけて上昇が見られた場合、直近高値の1.6501まで急伸する可能性もあるため、注目したいところです。
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