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概要:7月最終週の金曜日の値動きは、円買い基調となっています。今週27日の米・FOMC明けからクロス円の下落が顕著になっており、直近2日間で米ドル円は4.9円、ユーロ円は3.8円の下落となりました。
7月最終週の金曜日の値動きは、円買い基調となっています。今週27日の米・FOMC明けからクロス円の下落が顕著になっており、直近2日間で米ドル円は4.9円、ユーロ円は3.8円の下落となりました。
昨日発表された米・第2四半期GDPの速報値がマイナス0.9%となり、2期連続のマイナスで着地。リセッションの定義とされる2四半期連続マイナスが明らかになったことで、為替相場は株式市場と対照的に「テクニカル・リセッション」で反応しました。
また、フランスの消費者物価指数(CPI)が29日に発表され、前年比で6.1%となり、昨日発表されたドイツのCPIも、前年比で7.5%まで上昇しました。世界中で観測されるインフレ圧力に対峙するため、各国中央銀行の利上げスピードも加速しています。
米ドル円は、日足RSIのダイバージェンス発生と同時に下落基調へ入りました。現在の米ドル円の日足RSIは36となっており、売られ過ぎ基準の30まで余力があります。また、昨年1月3日安値である102.480を起点とするフィボナッチ・リトレースメントでは、23.6%ラインが130.692となり、日足高値のサポートラインに重なります。
本日は月足が確定する重要な日となるため、アジア時間での円買い傾向が継続するのか、欧州時間から米国時間にかけての値動きを慎重に注視しましょう。
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