寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比36円03銭高の2万7768円13銭となり、続伸して始まった。前日の米株価上昇を好感する形となった。その後も上値を伸ばしている。
来週の東京株式市場は、再び下値を切り下げる展開が予想されている。企業決算が一巡し、夏季休暇で市場参加者が少ない閑散相場では、株価は悪材料に反応しやすい。新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大に歯止めがかからない中、米連邦準備理事会(FRB)による早期のテーパリング(量的緩和の縮小)を巡る材料が台頭する可能性があり、日経平均株価は再び2万8000円を下回った水準での下値模索となりそうだ。
米ニューヨーク市でホンダ車とその高級ブランド「アキュラ」のディーラーを営むブライアン・ベンストックさんは今年はじめ、取引先の銀行員に対し、駐車場に収まらない台数の自動車を買っておくのが得策だと説得した。
東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反落した。朝方は米株高の流れを引き継ぎ景気敏感株を中心に底堅く推移したが、その後は高値警戒感が強まって利益確定売りが広がり、後場にマイナス圏に転落した。ただ、下値では割安感による買いなども入り、2万8000円台は維持した。個別では、好決算を発表した銘柄を物色する動きが引き続きみられた。
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比57円31銭高の2万8127円82銭となり、続伸した。前日の米国株式市場でダウ工業株30種が連日の高値更新となった流れを引き継いだ。