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概要:今週の外為市場では、ユーロやオセアニア通貨の弱さの裏側で、ドルは底堅さを維持する見通し。しかし、米中通商協議や英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)をめぐる不透明感、米長期金利の低迷もあり、ドル110円台は売り場との見方が市場参加者の間で広がりそうだ。 予想レンジはドル/円が109.00━111.00円、ユーロ/ドルが1.1200―1.1400ドル。 今週の外為市場では「ユーロやオセアニア通貨の弱さの裏側で、ドルは受動的な強さ
[東京 12日 ロイター] - 今週の外為市場では、ユーロやオセアニア通貨の弱さの裏側で、ドルは底堅さを維持する見通し。しかし、米中通商協議や英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)をめぐる不透明感、米長期金利の低迷もあり、ドル110円台は売り場との見方が市場参加者の間で広がりそうだ。
予想レンジはドル/円が109.00━111.00円、ユーロ/ドルが1.1200―1.1400ドル。
今週の外為市場では「ユーロやオセアニア通貨の弱さの裏側で、ドルは受動的な強さを発揮しそうだ。一方で、米長期金利の低下や米中通商協議を巡る不透明感など、ドル固有の売り材料もあり、110円台は売り場との意識が広がりやすい」とトウキョウフォレックス上田ハーローの営業推進室長、阪井勇蔵氏は言う。
為替市場では、ユーロ、英ポンド、オセアニア通貨の売り材料が出揃った。
欧州委員会は7日、今年のユーロ圏の成長率が1.3%となり、2018年の1.9%から鈍化するとの見通しを示した。ユーロは2週間ぶり安値1.1323ドルまで下落した。
イングランド銀行(英中銀)は7日、ブレグジットを巡る不確実性や世界景気減速を踏まえ、今年の英国の経済成長予想を1.2%と10年ぶりの低水準に下方修正した。
豪ドルは業中銀のロウ総裁が講演で利下げの可能性に言及したことを受けて急落した。
ユーロやポンドが弱いなか、「クロス円での円ショートがワークしにくくなっている。投機筋が円を売るには、対ドルで円売りするのが効率的な状況だ」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は言う。
12日早朝の取引でドルは110円半ばまで上昇した。ドルは東京市場が休場だった11日のニューヨーク市場でも110.46円まで上昇した。背景は投機筋によるドル買いで、直近の高値110.16円を上抜けたことで、損失確定のドル買戻しが促された。
為替市場は「全般にリスクに鈍感になっている。米国株が大幅安でもそれほど円が買われない」と同氏は指摘する。
経済指標では13日に米消費者物価指数、14日に米生産者物価指数、15日に米小売売上高と鉱工業生産が予定される。インフレ率が上昇しないことを主な理由として、先月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ停止を強く示唆したFRBの判断を裏付ける内容となるか否か注目される。
13日にはまた、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演を行う予定。
米10年国債利回りは7日、2.625%まで低下し1週間ぶり低水準をつけている。
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