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概要:スペインのサンタンデール銀行は12日、最もリスクの高い銀行債であるその他ティア1(AT1)債の繰り上げ償還オプションを行使しないと発表した。3400億ドル(約37兆5600億円)規模に上るAT1債市場に動揺が広がる可能性がある。
スペインのサンタンデール銀行は12日、最もリスクの高い銀行債であるその他ティア1(AT1)債の繰り上げ償還オプションを行使しないと発表した。3400億ドル(約37兆5600億円)規模に上るAT1債市場に動揺が広がる可能性がある。
サンタンデールの広報担当者は電子メールで、「経済性の評価と全ての投資家の利益のバランスを考えなければならなかった」と決定の背景を説明した。同行は3月12日の繰り上げ償還オプションを行使する場合、この日が最終通知期限だった。今回対象となったのは15億ユーロ(約1880億円)の偶発転換社債(通称CoCo)で、表面利率6.25%。
発表を受け、このAT1債は前日比で1セント余り下落し、額面の1ユーロに対し97セントとなった。AT1債は繰り上げ償還オプションの最初の設定日に償還されると織り込まれていることが多いが、この期待が剥落し、他の銀行のAT1債に売りが広がる可能性がある。
調査会社クレジットサイツのアナリスト、パオラ・ビラスキ氏はサンタンデールの発表前、早期償還見送りなら「AT1市場全体で著しくスプレッドが拡大するだろう」とし、「繰り上げ償還見送りが織り込まれていたとは全く思わない」との見方を話していた。
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