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概要:ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は13日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを過去最低の1.75%に据え置くとともに、利上げ時期が2021年初めにずれ込むとの見通しを示した。それでも今年後半の利下げ観測が後退したことからNZドルは急伸した。
ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は13日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを過去最低の1.75%に据え置くとともに、利上げ時期が2021年初めにずれ込むとの見通しを示した。それでも今年後半の利下げ観測が後退したことからNZドルは急伸した。
オア総裁は声明で、抑制された物価によって景気支援の政策が引き続き正当化されるため、「2019年と20年は」政策金利を現在の水準に維持することを見込んでいると表明。「次の政策金利の動きは上下いずれの方向もあり得る」とし、「かなりの期間にわたって政策金利を拡張的な水準に保つことになる」と説明した。
景気が勢いを失いつつある兆しに加え、予想以上の失業率上昇を受け、市場では年内に0.25ポイントの利下げがあるとの見方が強まっていたが、中銀の発表後にそうした観測は後退。NZドルはウェリントン時間午後3時20分(日本時間午前11時20分)現在、1.4%高の1ドル=0.6815米ドル。スワップデータによると、11月までの利下げ確率は約60%と、前日の90%から低下した。
野村の金利ストラテジスト、アンドルー・タイスハースト氏(シドニー在勤)は「NZ中銀はハト派的な期待に応えたくなかったのか応えられなかったようだ。利下げが予想されていたわけではないが、市場関係者は多くの中銀によるハト派的な動きを最近見てきた」と指摘した。
NZ中銀が13日に示した見通しでは、利上げ開始が21年1-3月(第1四半期)より前になることはなさそうだ。これまでは20年7-9月(第3四半期)だった。政策金利は16年11月以来、1.75%に据え置かれている。
同中銀は19年の物価上昇率が1.4%にとどまるとし、見通しを下方修正した。従来は1.9%を見込んでいた。現時点では、目標レンジの中間値である2%には20年終盤まで届くことはないと見込まれている。
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