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概要:Robert Cyran [ニューヨーク 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米アマゾン<AMZN.O>が、新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブへの出資を検討している。モビリティ分野で行動を起こすのは今年に入って3回目だ。ただアマゾンは自動車の製造を目指しているわけではなく、物流面の大きな課題に取り組むのが狙いだろう。 ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の野望は驚くほど大きい。アマゾンは今なお年20%近いペー
Robert Cyra
[ニューヨーク 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米アマゾン(AMZN.O)が、新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブへの出資を検討している。モビリティ分野で行動を起こすのは今年に入って3回目だ。ただアマゾンは自動車の製造を目指しているわけではなく、物流面の大きな課題に取り組むのが狙いだろう。
ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の野望は驚くほど大きい。アマゾンは今なお年20%近いペースで拡大しており、生鮮食品の配送からウェブサービス、医薬品販売まで幅広い事業に手を広げている。
アマゾンの成功に欠かせない鍵の1つが、迅速かつ安価に商品を配送する能力だ。前会計年度には配送部門に280億ドルを投資。事業分野の拡大につれて出費はさらに増えるだろう。しかしこれまで、顧客は配送コストの半分強しか負担していない。ベゾス氏は、国の郵便制度やUPSなどの配送企業に外注するのではなく、自前で配送できる体制を強化したい意向。アマゾンは昨年、配送トラックを2万台発注している。
EVや自動運転車は、あらゆる企業の配送コストを引き下げるはずだ。例えばフォード・モーターはドミノ・ピザなどの食品配送企業と提携。ゼネラル・モーターズ(GM.N)も食品配送企業との試験プログラムを開始した。
アマゾンは事業すべてで自動化を進める必要がある。2012年にはキバ・システムズを買収して倉庫にロボットを設置し、以後その利用を拡大している。
倉庫のような制御可能な環境ではなく、外部で自動化を進めるのは単独では難しいだろう。先月、トヨタ自動車(7203.T)の箱型EV「e-Palette(イーパレット)」の試験企業に加わったのはそのためだ。先週には自動運転車の新興企業オーロラにも出資した。アマゾンは膨大なデータ管理に熟達しており、これは自動運転車メーカーにも役立つ。
こうした手を打つことで、アマゾンはこの分野の進展を把握するとともに、高性能な自動運転車が完成した暁には、真っ先にそれを利用できるかもしれない。そうなれば、顧客と株主の両方を喜ばせ続けられるだろう。
●背景となるニュース
・ロイターは12日、アマゾンとGMがEVメーカーのリビアン・オートモーティブに少数株主として出資する方向で協議していると報じた。同社の企業価値を10億―20億ドルと評価する水準になる見通し。
・リビアンは2020年秋から小型電気トラックを販売する計画。
・アマゾンは7日、他の数社とともに自動運転車の新興企業オーロラに対する合計5億3000万ドルの出資に加わった。
・アマゾンは最新の年次報告書で、自社を運輸・物流企業と表現している。
*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
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