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概要:午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の111円前半。早朝の取引で英ポンドが対ドルで急騰したことを受け、ドル/円は下押ししたが、その後は、日本や中国での株高や米長期金利の上昇、実需の買いなどを受けて、底堅い展開となった。 この日の午前の主役は英ポンドだった。早朝の取引で、英ポンド<GBPJPY=>は146.21円から147.78円と1.5円上昇。昨日の安値143.70円からは約4円の上昇となった
[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の111円前半。早朝の取引で英ポンドが対ドルで急騰したことを受け、ドル/円は下押ししたが、その後は、日本や中国での株高や米長期金利の上昇、実需の買いなどを受けて、底堅い展開となった。
この日の午前の主役は英ポンドだった。早朝の取引で、英ポンドGBPJPY=は146.21円から147.78円と1.5円上昇。昨日の安値143.70円からは約4円の上昇となった。
英ポンド高の背景は、メイ首相と欧州連合(EU)の欧州委員会のユンケル委員長が会談で離脱協定案の修正で合意したことを受け、短期筋が英ポンドの買い戻しを進めたことだ。 メイ首相は12日に修正案の可決を目指している。
英ポンドは対ドルでも急伸したため、対英ポンドでのドル安がドル/円に波及。ドルは朝方111.20円まで下落した。
しかし、「スピード違反」(外為アナリスト)とも称された今朝の英ポンド買いは、午前9時前に一巡し、仲値にかけて実需のドル買いが流入したことや日経平均が大幅高となり中国株も堅調だったこと、米長期金利が上昇したことで、ドルは111.46円まで上値を伸ばした。
午後の取引で、市場は一転様子見姿勢を強めた。
メイ首相の修正案の議会審議に加え「米国では消費者物価指数(CPI)や、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事の講演を今夜に控え、円売りも一服した」(前出の外為アナリスト)という。
ブレイナードFRB理事は、2月の米雇用統計の発表前日に、米国の労働市場について「幾分弱さを示している」と指摘し、労働市場関連の指標を注視すると述べている。
市場では、今回も同氏が景気の先行きに関してなんらかのヒントを提供するかもしれないとの思惑が広がっている。
メイ首相の修正案について「従来は交渉期限の延長が不可避とみられていたが、メイ首相の粘り強さにEU側が折れた格好。議会が可決すれば、合意なき離脱の回避は確実となり、ポンドはさらに大きく上昇する。1ポンド=0.82ユーロ、1.38ドル、153円といった水準がターゲットとなる」(野村証券)という。
ただ、「事実上の機能不全に陥っている英議会では、首相提出案で、またもめる可能性がある」(国内銀)とされ、今回の修正でも十分な支持が集まるかどうか不透明だ。
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 111.30/32 1.1253/57 125.28/32
午前9時現在 111.32/34 1.1257/61 125.34/38
NY午後5時 111.19/22 1.1247/52 125.08/12
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