简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:離れた顧客の心を取り戻せるか?
ビクトリアズ・シークレットのインスタグラムに登場したモデルのバーバラ・パルヴィン。
Instagram/Victoria's Secret
ビクトリアズ・シークレットは、インスタグラムにモデルのバーバラ・パルヴィンの写真を投稿した。
インスタグラムのユーザーたちは、ビクトリアズ・シークレットの他のモデルに比べて比較的ふっくらとした体型のパルヴィンが登場したことを歓迎している。
バーンスタインのアナリストたちは、この投稿がいかにビクトリアズ・シークレットにとってプラスになったかを指摘している。
3月11日(現地時間)、ビクトリアズ・シークレットはモデルのバーバラ・パルヴィンの写真をインスタグラムに投稿した。パルヴィンはプラスサイズ・モデルではないが —— 同ブランドの毎年恒例のショーにも登場している —— ビクトリアズ・シークレットの他のモデルに比べて比較的ふっくらとした体型のパルヴィンが登場したことを、インスタグラムのユーザーたちはありのままの自然な体型を受け入れるものとして、歓迎している。
「このモデルは本当に健康的に見えて……大好き! 」と、あるユーザーは書いた。別のユーザーは「ついに! 本物の人間のからだ」と書いている。
ジェイミー・メリマン(Jamie Merriman)氏率いるバーンスタインのアナリスト・グループは、この投稿がいかにビクトリアズ・シークレットにとってプラスになったかを指摘している。
投稿から2日で78万の「いいね」がついたこの投稿は、ビクトリアズ・シークレットが2月以降に投稿した103のポストの中でもナンバー1だ。この「いいね」の数は、同ブランドの1投稿あたりの平均の4.2倍以上で、コメント数も2番目に多かったと、アナリストらは指摘している。
「これはインスタグラムへの1投稿に過ぎず、パルヴィンはビクトリアズ・シークレットに初めて登場したわけでも、プラスサイズ・モデルというわけでもないが、消費者はビクトリアズ・シークレットに対してプラスの反応を示していて、そのエンゲージメントの高さは、同ブランドがよりインクルーシブなブランドとして認識されたことの表れだ」
ビクトリアズ・シークレットはここ数カ月、厳しい目にさらされてきた。「#Me Too」の時代に合わないセクシー過ぎる広告や露出度の高すぎるショーが、客離れを招いたと指摘されてきた。
こうした反発がピークに達したのが、2018年11月にビクトリアズ・シークレットの親会社、Lブランズのチーフ・マーケティング・オフィサーであるエド・ラゼック(Ed Razek)氏のヴォーグ誌のインタビューがネット上で大きな話題になったときだ。ラゼック氏は、ビクトリアズ・シークレットの毎年恒例のファッション・ショーについて、ショーは「ファンタジー」だから「トランスセクシュアル」のモデルを使う必要はないと思ったと発言した。
「(ショーは)42分間の特別なエンターテインメント」であり、「そういうものだ」と述べた。
このコメントはネット上で批判され、同氏は公式の謝罪へと追い込まれた。
Lブランズは2月、同社の第4四半期の決算を報告した。ビクトリアズ・シークレットの既存店売り上げは3%減で、2018年通期も3%減となった。同社はまた、ビクトリアズ・シークレットの「パフォーマンスが低下している」として、年内に最大で53店舗を閉店すると述べた。
さらにアメリカでは、ビクトリアズ・シークレットの売り上げが低迷する一方で、アメリカンイーグルのエアリー(Aerie)やサードラブ(ThirdLove)といった、もっとありのままの自然のからだをポジティブに受け止めようと訴えるブランドが市場シェアを伸ばしてきた。
それでも、ビクトリアズ・シークレットは依然としてアメリカでナンバー1のランジェリー小売りであり、同ブランドにはその店舗数とソーシャルメディアのフォロワー数の多さを生かして顧客を取り戻す力がある。
「客に選ばれさえすれば」と、アナリストらは書いている。
関連記事
ビクトリアズ・シークレット、2019年に北米53店舗を閉店へ
関連記事
ビクトリアズ・シークレット、CMイッキ見で分かる時代とのズレ
関連記事
ビクトリアズ・シークレットよりもアメリカンイーグルのエアリーが人気、両方の店でその理由を探ってきた
[原文:Instagrammers loved one Victoria's Secret post that broke the mold — and it could reveal a comeback strategy for the struggling brand]
(翻訳、編集:山口佳美)
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。