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概要:Lauren Silva Laughlin [ダラス 21日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 「リーバイス」で知られる米ジーンズメ-カー、リーバイ・ストラウス<LEVI.N>の新規株式公開(IPO)は、いささか背伸びし過ぎたかもしれない。 30年余りぶりの上場を果たした後の同社株はおよそ33%値上がりし、企業価値は約87億ドルになっている。投資家からの応募は非常に好調で、公開価格は想定していたレンジの上限よりずっと高くなった。これは正当化
Lauren Silva Laughlin
[ダラス 21日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 「リーバイス」で知られる米ジーンズメ-カー、リーバイ・ストラウス(LEVI.N)の新規株式公開(IPO)は、いささか背伸びし過ぎたかもしれない。
30年余りぶりの上場を果たした後の同社株はおよそ33%値上がりし、企業価値は約87億ドルになっている。投資家からの応募は非常に好調で、公開価格は想定していたレンジの上限よりずっと高くなった。これは正当化できるかもしれないが、限界ぎりぎりの線だ。そして現在のデニム製品の人気復活が決して長続きしそうにないことをうかがわせる。
リーバイが今回2回目の上場にこぎ着けられたのは、欧州でジーンズが再び脚光を浴びたことが主な理由と言える。おかげで同社の昨年11月25日までの年度の売上高は25%超増加し、その前年度も20%の増収だった。一方、米国ではリーバイの製品の人気は衰えている。
リーバイの企業価値が昨年の利払い・税・償却前利益(EBITDA)の約12倍で、ライバル2社の間にあるという点で、居心地が良さそうに見える。「ラングラー」ブランドを展開するVF(VFC.N)はEBITDAの16倍強、ラルフ・ローレン(RL.N)は9倍近くだ。
問題は、こうしたライバルブランドの価値が世界のファッションの流行についていけていないところにある。ユーロモニター・インターナショナルのデータに基づくと、世界全体のデニム製品の売上高は2009年以降毎年延びている。ところがゲス(GES.N)やラルフ・ローレンの株価は、S&P総合500種をアンダーパフォームし、過去5年間で下落している。リーバイの方が事業展開の地域的な広がりがあることが、もしかしたら投資家が同社株を積極的に購入した理由かもしれないが、それも成功を保証しない。プラダ(1913.HK)は欧米以外の市場でも成長を続けているにもかかわらず、株価は14年以降劇的に下がり続けている。
もちろん経営資源を集約する手法でも、うまくいかない場合がある。ディーゼルUSAとトゥルー・レリジョンは、いずれも中核の米国市場の縮小に伴って破産申請に追い込まれた。リーバイは、よりグローバルに展開していることでもっとましに見える。それでも投資家は、ファッションの流行がいずれすたれるのだと思い出せないほど愚かではない。
●背景となるニュース
・リーバイ・ストラウスは21日の上場初日に株価が一時33%上昇した。ゴールドマン・サックスとJPモルガンが設定した公開価格は17ドルで、以前に提示したレンジを上回った。
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