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概要:タイで軍事政権から約5年ぶりに民政移管するために24日実施された下院(定数500)総選挙の暫定結果が25日に発表されたが、今のところはっきりした勝者が分からない状況だ。
タイで軍事政権から約5年ぶりに民政移管するために24日実施された下院(定数500)総選挙の暫定結果が25日に発表されたが、今のところはっきりした勝者が分からない状況だ。
親軍政政党でプラユット首相の続投を支持する「国民国家の力党」とタクシン元首相派の「タイ貢献党」がともに政権を樹立できる議席を確保したと主張している。
またタイ貢献党などからは選挙に不正があったとの声も出ており、同国の政治が長らく続いた混乱から抜け出す見通しは立っていない。
タイ選挙管理委員会によると、小選挙区350議席のこれまでの開票集計でタイ貢献党が137議席、国民国家の力党が96議席を獲得した。ただ比例代表の150議席の公式開票結果が発表されるのは5月9日になるという。
新首相は、軍が事実上任命する上院(定数250)と下院の計750の議員の選出する仕組み。プラユット首相としては、国民国家の力党が下院で126議席を確保すれば、上院の250議席と合計で過半数の票を得られる。一方タイ貢献党は、下院で376議席を獲得しないと同党が擁するスダラット元保健相を新首相の座につかせることはできない。
現時点では、国民国家の力党が126議席以上を保有して、プラユット氏が2014年以来率いる政権を維持する公算が大きい。
ただスダラット氏は「選挙ではいくつか不正があり、われわれは受け入れられない。この結果は国家としての信認や国民の信頼に悪影響を及ぼす」と批判。以前から懸念を表明していた買収や権力の乱用、票のごまかしなどが明白になったとした上で「われわれは法的手段を通じて闘っていく」と異議申し立てをする方針を示した。
タクシン氏は25日付の米紙ニューヨーク・タイムズに「不正操作されたタイの選挙」と題した論説を寄稿し、総選挙における軍の恣意(しい)ぶりが信じられないほどの域に達したと強調した。
今回初めて選挙に臨み、小選挙区で30議席を得た「新未来党」も選挙結果に疑問を投じ、広報担当者は投票数と獲得票のつじつまが合わない以上、何らかの不正があったのは間違いないと述べた。
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