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概要:米商務省が26日発表した2月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比8.7%減の116万2000戸と、市場予想の121万3000戸を下回った。8カ月ぶりの大幅なマイナスだった。一戸建て住宅が2017年5月以来1年9カ月ぶりの低水準となり、全体水準を押し下げた。 住宅ローン金利が低下する中で、住宅市場の見通しは改善しているものの、米経済活動が年初に急速に減速した可能性があることが改めて示唆された。 この日に発表されたコ
[ワシントン 26日 ロイター] - 米商務省が26日発表した2月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比8.7%減の116万2000戸と、市場予想の121万3000戸を下回った。8カ月ぶりの大幅なマイナスだった。一戸建て住宅が2017年5月以来1年9カ月ぶりの低水準となり、全体水準を押し下げた。
住宅ローン金利が低下する中で、住宅市場の見通しは改善しているものの、米経済活動が年初に急速に減速した可能性があることが改めて示唆された。
この日に発表されたコンファレンス・ボード(CB)の3月消費者信頼感指数など、他の指標も軟調。米経済は通商を巡る緊張の高まりのほか、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明性などの向かい風にさらされている。
ナロフ・エコノミック・アドバイザーズ(ペンシルベニア州)のエコノミスト、ジョエル・ナロフ氏は「(糖分の取り過ぎで脳が興奮状態になる)シュガーハイ的な状況はほぼ終了した」とし、「リスクは上向きではなく、むしろ下向きだ」と指摘。
ウェルズ・ファーゴ証券(ノースカロライナ州)のシニアエコノミスト、マーク・ビトナー氏は「昨年の金利上昇が実に大きなダメージをもたらした」とし、「このところの金利低下を踏まえても、世界的な経済成長減速に起因する先行き不透明性が解消するまで米国の住宅需要は回復しないとみている」と述べた。
2月は悪天候が住宅着工に影響した可能性がある。1月と18年12月の数字は上方改定された。
着工件数の先行指標となる建設許可件数は2月に1.6%減の129万6000戸となった。2カ月連続で落ち込んだものの、住宅着工件数を上回っていることから向こう数カ月間で着工ペースが上がることを示唆する。
住宅市場は昨年に弱含んだ。住宅ローン金利が上昇したほか、木材の値上がりと用地・労働力不足によって在庫が逼迫し、住宅価格が上がったためだ。米連邦準備理事会(FRB)が、経済のリスクが高まっていることを理由に今年は利上げをしないことを示唆し、金利は低下。連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年の米固定住宅ローン金利は前週、平均4.28%と1年超ぶりの低水準となった。その前の週は4.31%だった。住宅価格の上昇もペースが落ちている。
それでも住宅建設業者にとって、低価格帯の住宅建設を加速する手段は限られている。前週発表された3月の住宅建設業者指数は前月から横ばいだった。建設業者らは依然として、熟練労働者の不足や、主要都市圏における区域区分に基づく土地利用規制に対する不満の声を上げた。
住宅着工件数の内訳は、市場で最も大きなシェアを占める一戸建て住宅が前月比17.0%減の80万5000戸と、17年5月以来1年9カ月ぶりの低水準だった。減少率は15年2月以来の大きさ。一戸建て住宅は全4地域で減少した。許可件数は前月から横ばいの82万1000戸だった。建設件数が向こう数カ月で持ち直すことを示唆する。
月々の変動が激しい集合住宅の着工件数は17.8%増の35万7000戸だった。許可件数は4.2%減の47万5000戸だった。
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