简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:2019年4月、第3回「オリックス 働くパパママ川柳」の入選作品が発表された。特別審査員を務め、「イクメン オブ ザ イヤー」の受賞歴もある爆笑問題の田中裕二さんに、育児を楽しむ秘訣を聞いた。
gettyimeges
日ごろの感謝や、ちょっとグチってみたいことを17音の川柳に──。2019年4月、第3回「オリックス 働くパパママ川柳」の入選作品が発表された。特別審査員を務めた爆笑問題の田中裕二さんは自身も働くパパで、妻の山口もえさんと共に11歳、7歳、1歳という3児の子育てに奮闘している。「イクメン オブ ザ イヤー 2017」の受賞歴も持つ笑いの名手が選考を振り返りつつ、慌ただしくも毎日を楽しむ秘訣を語った。
本音が出ることこそが大事
爆笑問題の田中裕二さん
5万4000を超える作品が寄せられた「オリックス 働くパパママ川柳」は2019年で3回目。仕事と子育てに追われるパパとママの日常を題材にした作品は、回を重ねるごとに応募数が増加している。
田中さんは、ピリッとした皮肉や自虐的な笑いが効いていた、とその印象を明かす。
「何より、本音で語られているのが良かったです。僕としては、そこに笑いが加わればなお良し。川柳はそうやって楽しみたいですよね。それから、旬のフレーズを取り入れている作品も目立っていました。大賞作品の“10連休”はまさに今年のことですし、うまいなと。なかにはホッとさせてくれる温かな作品もあって、入選作はバランスが良かったですね」
■入選作品はこちら
gettyimages
川柳のベースにある“共感の笑い”を楽しみながら審査したという田中さん。それわかる、とうなずいた作品がいくつもあったそう。
「子守をしていて動画サイトに頼ってしまう、とかね。働くパパママは毎日大変だけど、『自分だけじゃないんだ』と気づけば気持ちが楽になると思うんです。一歩引いて俯瞰してみると何だか滑稽で笑えるぞ、ということもあるでしょうし。どういう切り口で物事を見るかが大事かな」
共感の一方で、新鮮さを感じた作品もあったと言う。自身には馴染みのない在宅でのテレワークをテーマにした作品は、ほほえましく思うと同時に、時代の変化に触れるきっかけになったと語る。
「川柳は昔からあるものですが、こういった時流を取り入れることで相互理解が深まるといいですね。世代や立場の違いによるギャップは大小さまざまあるもの。そういうところにこそ“笑い”というクッションが役立つはずなので、パパママ川柳のような企画はさらに盛り上がってほしいと思います」
毎日が綱渡り状態!?
gettyimages
3児の父である田中さんの子育ては「なるべく、できる範囲で」。妻・山口もえさんのルーチンに沿ってサポートしているという。保育園や習い事の送り迎えをしたり、お風呂に入れたり。状況によっては、洗濯、食器洗い、ゴミ捨てなどもササッと済ませる。夫婦での役割分担をせず「都度相談して、手早く」が合言葉だ。
「事前の分担通りにならないですもんね。1番下の子をお風呂に入れようと思っても『ママがいい!』というような主張が出てきはじめていますから。加えて、朝、子どもたちを起こしたときから寝起きの良し悪しなどでペースを乱されますし、もう毎日が綱渡りです。スムーズに行かないことばかりですが、みんなかわいいし、やっぱり家族一緒でいるのが楽しい。だから、そのあたりは慣れですよね」と大らかに笑う。
gettyimages
そんなドタバタを共有する妻・山口もえさんの本格的な仕事復帰からおよそ1年が経った。共働きになっても、互いにささやかな笑いを忘れずに過ごしているよう。山口さんは、夫・田中さんの家事と子育ての参加度について100点満点中「家事は30点、子育ては60点」と評価しているとのこと。厳しい評価? と思いきや、「野球で3割打ったらすごい選手。うちは3割で、まあいいかな」というフォローつきだった。
それに対して田中さんは、「あれはフォローになっているんですかね(笑)。でも、笑いに変えるって大事です」と。パートナーはもちろん、家族や周囲と笑いあえる空気のつくり方は、ぜひ見習いたいところだ。
川柳の視点で毎日をちょっと楽しく
gettyimages
子育てと仕事を両立し、日々笑顔で過ごすために。田中さんは、たまには毒を吐き出して気持ちよく笑ってほしいという。
「笑って共感することで、ハードな毎日でも精神的に健全な方向に進んでいけると思うんです。それは人も、社会も同じ。何でも悪いほうに受け取るより、ちょっとしたシャレを許容しながらクスッとでもニヤッとでも、みんなが笑ったほうがいい。そっちのほうが幸せだという定義はいつの時代も変わらないはずだから」
今回の受賞作にも、そんな笑いとともに、ささやかな幸せがたっぷり詰まっている。
「遅く帰ったときなのかな。子どもの寝顔を撮る、というような作品もありましたね。そういう幸せな“あるある”も大事にしたいですよね」。じゃあ僕からも“あるある”を一つ、と田中さん。明かしてくれたのは、保育園へのお迎えのエピソードだった。
「預けるときはグズることもありますが、お迎えのときは最高ですよ。『パパー!』と両手を広げて駆け寄ってきてくれますから。実は今日この後、僕がお迎えに行くんです」とにっこり。審査会と取材撮影を終え、じゃあ行ってきますと席を立った田中さんの足取りは実に軽やかだった。
田中裕二:1965年東京都生まれ。1988年にお笑いコンビ「爆笑問題」を結成。以後ライブをはじめ、テレビやラジオ番組で人気を博す。2015年に山口もえさんと結婚。2017年に「イクメン オブ ザ イヤー」を受賞した。 https://www.titan-net.co.jp/talent/bakushomondai/
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。