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概要:ヘルスケア関連株が17日の米株式市場で続落。前日からの下げ幅を拡大した。米大統領選の予備選の政治が「ファンダメンタルズよりも注目されている」と、エバコアISIのアナリスト、マイケル・ニューシェル氏は指摘した。
ヘルスケア関連株が17日の米株式市場で続落。前日からの下げ幅を拡大した。米大統領選の予備選の政治が「ファンダメンタルズよりも注目されている」と、エバコアISIのアナリスト、マイケル・ニューシェル氏は指摘した。
医療保険業界の指標銘柄と目されるユナイテッドヘルス・グループが「メディケア・フォー・オール(国民皆健康保険制度)」法案に関する議論に加わったことで、ヘルスケア株の下げは16日に本格化。17日も下落は止まらず、ユナイテッドヘルスは前日比5.8%安となる場面があり、同業のアンセムとシグナも下落。HCAヘルスケア、コミュニティー・ヘルス・システムズなど病院株も売られている。
ブルームバーグのデータによると、16日には病院および保険株の時価総額が合計280億ドル(約3兆1400億円)目減りしていた。
ユナイテッドヘルスのデーブ・ウィクマン最高経営責任者(CEO)は、同制度は「米ヘルスケアの大規模な混乱」につながり、「医療へのアクセスを根本から改善することなく、経済と雇用に深刻な影響を与えるのは必至」と述べた。
同議員は今月12日のツイートでユナイテッドヘルスを名指しし、民主党政権になれば「あなたたちの強欲ぶりはこれで終わりだ」と述べた。
ユナイテッドヘルスは医療保険の適用拡大を長期間支持してきたと、同社の広報担当者はコメントした。
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