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概要:欧州の銀行は1-3月(第1四半期)の決算を発表する時、戦略見直しの必要性をあらためて痛感させられるだろう。
欧州の銀行は1-3月(第1四半期)の決算を発表する時、戦略見直しの必要性をあらためて痛感させられるだろう。
長い間、大手銀行の収益の柱だったトレーディング収入の減少は続き、同業務の一段の縮小を各行に迫る公算が大きい。欧州全域での景気減速は不良債権引当金の積み増しにつながりかねず、超低金利の長期化は融資事業の利益を圧迫する。
こうした圧力を最も強く受けているのがドイツ銀行だ。何回かの業績立て直し努力が奏功せず、同行は現在、国内同業のコメルツ銀行と合併について交渉している。協議の結果は26日の同行決算発表とともに明らかにされる可能性があるが、欧州の銀行業界全体を動かす決定となり得る。
M・M・ウォーバーグのアナリスト、アンドレアス・プレジエ氏は「環境は本当に厳しく、欧州には低金利という追加の重荷もある」とし、「銀行は残っているぜい肉をどう落とすかを考えなければならず、それは人員削減を意味する」と話した。
クレディ・スイス・グループが24日、USBグループが25日に、欧州銀の先陣を切って決算を発表する。両行とも近年にトレーディング業務を縮小し、ウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)に軸足を移してきた。これによって変動の大きい投資銀行収入への依存は減るものの、顧客が投資を手控えれば収入減に見舞われる。
ドイツ銀は他行に比べトレーディングへの依存が大きく、それが同業務の収益低迷の中での立て直しをより難しくしている。コメルツ銀との合併協議の行方は不明であり、また合併で問題が解決するとも限らない。ドイツ銀本体に加え、資産運用部門DWSグループの未来も不透明だ。ドイツ銀は安定収入源である同部門の売却に後ろ向きだが、全体あるいは部分売却は容易な資本調達手段ではある。
そのほか、スペインのサンタンデール銀行が30日、フランスのBNPパリバとソシエテ・ジェネラルはそれぞれ5月2日と3日に決算を発表する。
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