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概要:米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が25日公表した第1・四半期決算は、クラウドや広告サービスの需要が拡大して利益が前年比2倍超に増加した。ただ、有料「プライム会員」の配送時間短縮に向けて今後支出が拡大する可能性を示唆した。
米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)が25日公表した第1・四半期決算は、クラウドや広告サービスの需要が拡大して利益が前年比2倍超に増加した。ただ、有料「プライム会員」の配送時間短縮に向けて今後支出が拡大する可能性を示唆した。
株価は時間外取引で2%上昇した。
純利益は35億6000万ドル(1株当たり7.09ドル)と、前年同期から2倍以上に増加。リフィニティブがまとめた1株利益のアナリスト予想は4.72ドルだった。
ブライアン・オルサブスキー最高財務責任者(CFO)は電話会見で「過去の投資による効果が第1・四半期も続いた」とし、「倉庫を拡大するために先行投資が必要な時期も出てくるが、今は既存能力の最大限の恩恵を受けられる状況にある」と述べた。
また、プライム会員向けに無料の1日配送サービスを提供するため第2・四半期に8億ドルを投資すると明らかにした。
同氏はこれより先、米国外のプライム会員への恩恵を拡大するため年内に追加投資を行うとも述べていた。
第1・四半期決算では、プライムサービスの顧客ベースを狙い手数料を支払って出店や広告掲載を行う業者が増えていることが明らかになった。
販売者向けサービスの売上高は20%増の111億ドル。広告などの売り上げは34%急増して27億ドルとなった。クラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)売上高は41%増の77億ドルとなった。
純売上高は17%増の597億ドル。アナリスト予想平均は596億5000万ドルだった。
営業費用は12.6%増えて552億8000万ドル。電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブや、自動運転車の新興企業オーロラへの投資のほか、プライムプログラム、独自動画コンテンツなどに関連した支出を行った。
<人員追加・支出拡大へ>
アナリストの間では、売上高の伸び鈍化を指摘する声も出ている。
アトランティック・エクイティーズのアナリスト、ジェームズ・コードウェル氏は「AWS、広告、ネット通販という主要部門の伸びはいずれも鈍化したが、利益率は急上昇した。投資がこれまでほど積極的でなかったことが要因と思われる」と述べた。
ただアマゾンは、今後支出が拡大する見通しで、利益の伸びが鈍化する可能性があることを示唆した。
同社は迅速な配送を実現するため世界中で倉庫を建設しているほか、動画配信事業にも投資している。
オルサブスキーCFOは、人員追加のペースが過去12カ月間の12%から加速するとの見方を示した。
アマゾンは第2・四半期の営業利益見通しを最大36億ドルとした。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は42億ドルだった。
純売上高見通しは595億─635億ドルとした。中央値はアナリスト予想平均の623億7000万ドルを下回った。
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