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概要:ドイツの医薬品・化学大手バイエル<BAYGn.DE>傘下の米種子・農薬大手モンサントが販売したグリホサート配合の除草剤「ラウンドアップ」が原因でがんを発症したと夫婦が訴えていた問題で、米カリフォルニア州アラメダ郡高等裁判所の陪審団は13日、ラウンドアップによって非ホジキンリンパ腫を発症したと認め、バイエルに総額20億ドル(約2200億円)余りを夫婦に支払うよう命じる評決を下した。 提訴したのはアルバ・ピリオド氏とアルベルタ・ピリオド氏の夫
[13日 ロイター] - ドイツの医薬品・化学大手バイエル(BAYGn.DE)傘下の米種子・農薬大手モンサントが販売したグリホサート配合の除草剤「ラウンドアップ」が原因でがんを発症したと夫婦が訴えていた問題で、米カリフォルニア州アラメダ郡高等裁判所の陪審団は13日、ラウンドアップによって非ホジキンリンパ腫を発症したと認め、バイエルに総額20億ドル(約2200億円)余りを夫婦に支払うよう命じる評決を下した。
提訴したのはアルバ・ピリオド氏とアルベルタ・ピリオド氏の夫婦。陪審団はバイエルがラウンドアップの発がん性リスクについて警告を怠ったとして、懲罰的損害賠償20億ドルと補償的損害賠償5500万ドルを原告に支払うよう求めた。
バイエルは評決を不服として、提訴する意向を表明した。
米裁判所の陪審団がラウンドアップの発がん性を認める評決を下したのはこれで3件連続。ラウンドアップを巡る訴訟は次はミズーリ州の裁判所で8月に評決が予定されており、これがカリフォルニア州以外で初の評決となる。
バイエルは2018年に630億ドルでモンサントを買収した。
*見出しの誤字を修正しました。
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