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概要:ドイツのメルケル首相は欧州連合(EU)の重要ポストを巡り、フランスとの衝突をいとわないもようだ。
ドイツのメルケル首相は欧州連合(EU)の重要ポストを巡り、フランスとの衝突をいとわないもようだ。
同首相は、EUの行政執行機関である欧州委員会の委員長または欧州中央銀行(ECB)総裁のポストに焦点を当てていると、首相の考えを知る当局者らが述べている。首相の推すマンフレート・ウェーバー氏が欧州委員長のポストに就けない場合はECB総裁職の確保を目指す戦略だと、関係者らが匿名を条件に述べた。
こうしたメルケル首相の方針は、フランスのマクロン大統領との対決につながる。EU人事を巡る首脳会議は1週間後に迫っている。
マンフレート・ウェーバー氏
Photographer: Oliver Bunic/Bloomberg
ピーターソン国際経済研究所の上級研究員、ヤコブ・キルケゴール氏は「ドイツには今度こそドイツの番だという気分がある」と話す。
確かに一理ある。ドイツが欧州委員長を出したのは1960年代が最後で、ECB総裁はまだない。これに対し、フランスは70年代と80-90年代に欧州委員長を出しているしトリシェ前ECB総裁はフランス人だ。
しかし、マクロン大統領はメルケル首相の姿勢をあまり歓迎していない。ウェーバー氏の欧州委員長指名については暗に異議を唱えているし、ルメール仏経済・財務相はECB総裁にはドラギ現総裁のような「勇気」が必要と発言し、同総裁の政策にしばしば反対したバイトマン独連邦銀行総裁をけん制した。
欧州委員長とECB総裁のポストはいずれも11月に空席になる。メルケル首相の意向を示す直近の発言は、南ドイツ新聞とのインタビューだ。首相はウェーバー氏を支持するとしながらも、EUポストにふさわしいドイツの候補者がほかにいないわけではないと語っており、バイトマン氏か、あるいは物議を醸す可能性が低い欧州安定化メカニズム(ESM)のレグリング専務理事などをECB総裁に推す考えである可能性もある。
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