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概要:大和証券グループ本社<8601.T>の中田誠司社長はロイターとのインタビューで、中堅規模(ミッドキャップ)のM&A(買収・合併)業務で、10年以内にリーグテーブルでグローバルトップを目指すと語った。 2018年度の5億ドル以下のM&A助言業務で、大和が取り扱った件数はグローバルのリーグテーブルで8位となった。中田社長は「ミッドキャップであれば、我々のリソースで十分に戦える。現在、トップとそんなに離れているわけではない。十分に手が届く
[東京 21日 ロイター] - 大和証券グループ本社(8601.T)の中田誠司社長はロイターとのインタビューで、中堅規模(ミッドキャップ)のM&A(買収・合併)業務で、10年以内にリーグテーブルでグローバルトップを目指すと語った。
2018年度の5億ドル以下のM&A助言業務で、大和が取り扱った件数はグローバルのリーグテーブルで8位となった。中田社長は「ミッドキャップであれば、我々のリソースで十分に戦える。現在、トップとそんなに離れているわけではない。十分に手が届く範囲にある」と語った。欧州や米州でM&A業務を担う子会社のネットワークを構築しているが、今後も買収などを通じてMRG陣容を強化していくとした。
インタビューは9日に実施した。主なやり取りは次の通り。
――欧米でM&A子会社のネットワークが完成したが、見通しはどうか。
「日本企業も含めて企業が事業構造改革を進める場合、M&Aは時間を買う手段として最も優れた事業戦略だ。世界的に見ても、そんなに需要が落ちることはないだろう。パイプラインは順調だ。米国でM&A助言会社を買収した後、スペインでも買収し、この分野はバンカーの採用も含めてまだまだ投資をする」
「グローバルなミッドキャップのM&A取り扱い件数で、18年度はリーグテーブル8位だった。トップとの差は、我々の120件に対して約2倍の開きがあるが、そんなに離れているわけではない。10年は最低必要だろうが、十分に手が届く範囲にある」
「競争優位な分野にフォーカスすることがとても重要で、規模の大きな取引から小さな取引まで全部やるというのでは駄目だ。ミッドキャップのマーケットに特化して、グローバルでナンバーワンになる」
――ネット証券子会社の立ち上げを発表した。
「ネット専業証券も、ある程度限界点が来ている。確かに口座数は伸びているが、手数料がゼロに近いものは、どれだけ増えてもゼロだ。少しずつ増えている投信残高にしても、現在のペースではまだまだだ」
「実際にもうけているのは、高い金利を取っている信用取引でしかない。彼らはコンサルティングのネットワークやIPOを引き受けて顧客に提供するビジネスが欲しいのだろうが、一朝一夕にはできない」
「インターネット取引は既存の顧客と食い合いになると思ったが、ネット専業証券の顧客と、我々の既存顧客はマーケットが異なることがはっきりした。これまでの顧客とは異なるマーケットに対して、低廉で手軽でシンプルなサービスを提供するプラットフォームを作ることによって、既存顧客との重複を避けながら、将来の顧客層である資産形成層に投資経験をしてもらうとともに、投資教育の場になることを目指す」
「ネット証券とはビジネスモデルが違うので、脅威をまったく感じていなかった。逆にこれまで切り込んでいなかった顧客層は相当に大きい。いよいよそのマーケットに新たな競争力のあるサービスを提供していく」
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