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概要:米連邦準備理事会(FRB)が公表した4月30─5月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、金融政策を巡る現行の忍耐強い姿勢は「当面」維持可能との見方でメンバーらが一致していたことが分かった。また会合ではバランスシートの構成などについても突っ込んだ議論が行われた。 3兆5000億ー4兆ドル規模のバランスシートに関しては、現在の資産構成を維持するか、短期証券に集約するかという問題が協議された。バランスシートの再構築には数年かかる可能性
[ワシントン 22日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が公表した4月30─5月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、金融政策を巡る現行の忍耐強い姿勢は「当面」維持可能との見方でメンバーらが一致していたことが分かった。また会合ではバランスシートの構成などについても突っ込んだ議論が行われた。
3兆5000億ー4兆ドル規模のバランスシートに関しては、現在の資産構成を維持するか、短期証券に集約するかという問題が協議された。バランスシートの再構築には数年かかる可能性がある。
「多くの参加者」が、短期証券を今から徐々に買い入れることで、将来的に景気刺激が必要となった場合に短期証券を長期債に移行させ、長期金利を低下させられるようにしておくべきだと主張した。
ただ、その場合に長期金利が現時点で上昇する可能性を指摘する資料をスタッフが提示。資料は「同じマクロ経済成果を達成するためには、対応して政策金利を引き下げる必要があることを意味する」とした。こうしたシナリオの下では、危機に直面した際に利下げの余地が縮小。景気押し上げにバランスシートのツールに頼らざるを得ない可能性が高くなるという。会合ではバランスシート政策に関する決定はなかった。
複数のFRB当局者はここ数週間、直近で金利政策を変える必要はないと発言している。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は22日、FRB内で金利変更を求める主張は大きくないと述べた。
今回のFOMCは、トランプ米大統領が中国製品への関税を引き上げる前に開かれた。また会合後はこのほか、トランプ氏が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)への輸出禁止を決め、米中貿易摩擦が一段と悪化した。
FOMCが開かれた時点では、米経済は伸び続け、物価圧力は弱く、一部の世界リスクが和らいだとみられていた。議事要旨は「メンバーらは、世界経済や金融情勢が改善し続けた場合でも、忍耐強い姿勢が当面適切となるとみている」と説明。物価上昇リスクを指摘した参加者は少なかった一方、何人かが物価弱含みを警告した。こうした中でも、経済指標がどちらかに振れるまでFRBが時機をうかがうことが議事要旨から読み取れる。会合でFRBは政策金利を2.25-2.50%に据え置いた。
議事要旨によると、参加者は「最近の物価弱含みが少なくとも一部は特異的な要因によるものだ」との見解も示し、会合後にパウエルFRB議長が開いた会見内容と一致する形となった。
*内容を追加しました。
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