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概要:Antony Currie [ニューヨーク 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 植物由来の代替肉メーカー、米ビヨンド・ミート<BYND.O>はおなかを空かせた投資家に味見をさせようとしている。5月に新規株式公開(IPO)をしたばかりのビヨンド・ミートは29日、イーサン・ブラウン最高経営責任者(CEO)や他の内部関係者が当初の期限より3カ月も早く、一部保有株を放出する計画だと発表した。内部関係者の保有株売却というマイナス材料を売上高の急増で覆い隠せる
Antony Currie
[ニューヨーク 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 植物由来の代替肉メーカー、米ビヨンド・ミート(BYND.O)はおなかを空かせた投資家に味見をさせようとしている。5月に新規株式公開(IPO)をしたばかりのビヨンド・ミートは29日、イーサン・ブラウン最高経営責任者(CEO)や他の内部関係者が当初の期限より3カ月も早く、一部保有株を放出する計画だと発表した。内部関係者の保有株売却というマイナス材料を売上高の急増で覆い隠せると期待しているのだろう。
新規上場企業の創業者や株主はIPOの際、信認の印として、数カ月は株式を保有し続けることに同意することが多い。そうした内部関係者による想定外の株式売却というのは、決して印象は良くない。
ビヨンド・ミートも慣行に従い、5月のIPOに先立って株式を取得した者に売却を10月まで禁じた。
しかし期限まで半分も来ないうちに、引き受けを担当したゴールドマン・サックスとJPモルガンはこの要件を撤回。ブラウンCEOやベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンスなど投資家や経営幹部は、ビヨンド・ミートの約5%相当の株式を手放すことが可能になった。
内部関係者がいくらか現金を手に入れたいと望む理由は多々あるだろう。それでもこうした発表は、過去12週で800%近くに達したビヨンド・ミートの株価上昇の持続は不可能だというシグナルになってしまう。経営者よりも企業の将来が理解できる人はいないのではないだろうか。ビヨンド・ミートが材料となる大豆の調達から、新興や既存のライバルとの競争まで、さまざまな課題に直面しているのは確かだ。
今のところ決算内容は成長ストーリーに揺るぎがないことを示しており、これが投資家を引き付けている。ウーバー(UBER.N)やスラック(WORK.N)など他の新規上場企業と同じように、ビヨンド・ミートもまだ赤字企業だ。リフィニティブのデータによると第2・四半期は純損失が前年同期から増え、市場予想よりも悪かった。しかし、売上高は前年同期から287%も増えて6730万ドルになった。
IPO後に参入した投資家は今のところ、新たな手助けを見送ろうとしている。29日の取引終業後に売り出し計画が発表されると、同社の株価は時間外取引で13%も下げた。
しかし機会逸失の不安は強力な作用を発揮する。今年の大型新規上場株の中で、ビヨンド・ミートは最も値動きが好調だ。これしきのことで投資家がごちそうを断念することはないだろう。
●背景となるニュース
*ビヨンド・ミートは29日、第2弾の普通株売り出し計画に着手したと発表。同社は5月に新規株式公開(IPO)を実施したばかり。
*売り出しの内訳は自社株が25万株、IPO前からの株主保有分が300万株で、合計数は発行済み株式の約5%に相当する。
*最も多く売り出すのはベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズで、保有比率が1%ポイント程度下がって12%弱となる。このほか50の投資家も保有株の一部を手放す。
*イーサン・ブラウンCEOは3万9121株を売却するが、保有比率は5%程度を維持する。他の経営幹部や従業員らも売り出しに参加する。
*ビヨンド・ミートが29日公表した第2・四半期決算は純売上高が前年同期比287%増の6730万ドルとなり、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の5270万ドルを上回った。純損益は940万ドルの損失で、赤字幅が前年同期の740万ドルから拡大した。
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