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概要:今週の外為市場は、年末に向けてドルが上昇する季節性が今年も実現するかを見極める重要な週となりそうだ。米国の利下げは今後も続くのか、日銀はいつ追加緩和に踏み切るのかといった見方がある程度固まれば、季節性も含めて先々のシナリオは描きやすくなる。 予想レンジはドルが107.00━109.00円、ユーロが1.1000―1.1200ドル。 10─12月期はドル高/円安傾向が鮮明だ。第2次安倍政権が発足した12年以降、同期間にドル/
[東京 28日 ロイター] - 今週の外為市場は、年末に向けてドルが上昇する季節性が今年も実現するかを見極める重要な週となりそうだ。米国の利下げは今後も続くのか、日銀はいつ追加緩和に踏み切るのかといった見方がある程度固まれば、季節性も含めて先々のシナリオは描きやすくなる。
予想レンジはドルが107.00━109.00円、ユーロが1.1000―1.1200ドル。
10─12月期はドル高/円安傾向が鮮明だ。第2次安倍政権が発足した12年以降、同期間にドル/
円が下落したのは、昨年の一度のみ。越年を見越したドル需給の逼迫が影響するといわれている。[nL3N1XD2HJ]
今年その帰すうを左右する最大の注目点となるのは、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ。市場が織り込む10月利下げの確率は9割を超えており、今回の利下げそのものが市場に与える影響は限定的だが、問題はその後、来年にかけてどうなるかだ。
連邦準備理事会(FRB)が「予備的な利下げ」としている以上、景気の大幅減速が確認できない現状では「本当に予備的なら今回の下げで十分」(外銀)という。しかし、打ち止め感の台頭が市場で今後の景気失速懸念を高めれば、株安や金利低下が進みかねない。ドル/円も季節性に反し、下落圧力がかかりやすくなる。
日銀の金融政策は今回も据え置きとの予想が優勢。しかし海外勢の間では、金利差縮小による円高リスクを排除するため今回何らかの措置を取るとの予想も少なくない。そのため「据え置きならいったん円が売られる」(証券)可能性があるという。
もっとも、追加措置がマイナス金利のさらなる引き下げだった場合、実施されても円安に振れるかは不透明。銀行の収益圧迫などの弊害が深刻化しないよう、同時に発表されるであろう副作用対策の効力が、鍵を握ることになる。
大手生保各社が発表している下期運用計画によると、ドル/円の年度末見通しは105─109円と、横ばいからやや円高水準に集中。
10月月初のドルは108円前半。現時点ではその水準を上回っており、出足は季節性に沿った動きとなっている。しかし「米大統領のツイッターで円高に振れるという、予想のつかない動きに困惑している。常に(ドルは)下落リスクがあると考えておかないといけない」(生保の運用責任者)との声も出ている。
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