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概要:米連邦準備理事会(FRB)当局者2人は18日、今年実施した3回の利下げを踏まえ、米経済の道筋は良好という認識を示し、FRBが金利を当面据え置く姿勢に傾いている実態が改めて浮き彫りになった。 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は18日、活力のある労働市場や消費動向を背景に米経済は「際立って堅調」との認識を示した。しかし、インフレは依然として懸念すべき低水準にあると述べた。 エバンズ総裁はインディアナ州のエコノ
[インディアナポリス/ニューヨーク 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者2人は18日、今年実施した3回の利下げを踏まえ、米経済の道筋は良好という認識を示し、FRBが金利を当面据え置く姿勢に傾いている実態が改めて浮き彫りになった。
米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は18日、活力のある労働市場や消費動向を背景に米経済は「際立って堅調」との認識を示した。しかし、インフレは依然として懸念すべき低水準にあると述べた。
エバンズ総裁はインディアナ州のエコノミッククラブでの講演で、金融政策は「良好な状況にある」ものの、米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を下回って推移するインフレを「個人的に懸念」しており、平均で2%となるよう、FRBはインフレが同水準を上回ることを容認すべきとの考えを示した。
また「米経済が引き続き成長し、労働市場は依然堅調に推移する見込み」とし、「私個人の意見を変更するには多くの新たなデータが入用になる。一段と制約的な政策が必要と判断するにはインフレ率が2%を相当程度上回らなければならない」と述べた。
さらに講演後、記者団に対し、現時点で利下げは必要ないとし、2021年と22年にそれぞれ1回の利上げを見込んだFRBメンバーの金利見通し中央値を容認する姿勢を示した。
総裁は「インフレ率が2%に向かい、実際に2%を超えることが極めて重要」との認識を示し、自身の見通しとして22年末のインフレ率を2.2%と予想した。
エバンズ氏はFRBが実施した今年3回の利下げにいずれも賛同したほか、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え置きを支持した。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、景気支援に向けてFRBの金融政策は良好な状況にあるとし、2020年について楽観的な見通しを示した。
ウィリアムズ総裁はCNBCとのインタビューで「今年の米経済の進展を非常に満足に感じており、来年の動向についても自信を持っている」と語った。
来年の米成長率見通しは約2%とし、失業率は3.5%近辺にとどまり、インフレ率はFRBの目標である2%に近づくと予想した。
また、9月半ばに発生した短期金融市場の混乱へのFRBの対応を評価した。レポ市場の緊張緩和に向け規制を調整すべきかとの質問に対しては、自身の焦点は金融政策の運営と応じるにとどめた。
総裁は「通常年末にかけ、さまざまな要因から特定のレポ金利や金利を動かす圧力が台頭する。今年も同様の状況が発生するだろう」と述べた。同時に「金融システムへの流動性および資金供給面で、われわれは良好な状況にある。さらに重要なことに、年末にかけフェデラルファンド(FF)金利は維持される」とした。
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