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概要:マットレスなど寝具のオンライン販売を手掛ける米キャスパー・スリープが5日実施した新規株式公開(IPO)は、1億ドル(約110億円)規模となった。IPO価格は同日引き下げた仮条件レンジの下限。
マットレスなど寝具のオンライン販売を手掛ける米キャスパー・スリープが5日実施した新規株式公開(IPO)は、1億ドル(約110億円)規模となった。IPO価格は同日引き下げた仮条件レンジの下限。
2014年創業の同社の企業価値は昨年実施した私募形式の資金調達ラウンドで11億ドルと評価されたが、IPOでの評価額はその半分にも届かなかった。企業価値が10億ドルを超える有望な未公開企業を指す「ユニコーン」でも、赤字企業には投資家が懐疑的になっている状況を示すIPOとなった。
発表資料によると、キャスパーは835万株を1株当たり12ドルで公開。届け出に表示された発行済み株数に基づくと、評価額は4億7600万ドル。同社はIPOに先立ち、仮条件レンジを1株当たり12-13ドルと、従来の17-19ドルから引き下げていた。同社の昨年1-9月の純損失は6700万ドルと、前年同期の6400万ドルから拡大している。
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