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概要:欧州中央銀行(ECB)は先週、300億ユーロ(約3兆5400億円)余りの債券を購入した。
欧州中央銀行(ECB)は先週、300億ユーロ(約3兆5400億円)余りの債券を購入した。
ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)に基づき、302億ユーロ相当の資産購入を決済。既存の資産購入プログラム(APP)で抱える資産の価値は、調整後で40億ユーロ膨らんだ。
ECBが3月にイタリア債の購入を加速させたことも明らかになった。APPによる月間購入資産の内訳を見ると、イタリア債の購入額は119億ユーロに達し、通常を大きく上回った。多額の債務を抱えるイタリアは新型コロナウイルスで甚大な打撃を受け、その対応への財源を巡り懸念が広がっていた。
6日の欧州債市場でイタリア債は上昇し、10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.50%となった。
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