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概要:世界のヘッジファンドの合計資産が2014年4月以来初めて3兆ドル(約323兆円)を下回った。顧客が資金を引き揚げたことと3月の相場急落が影響した。イーベストメントのデータが示した。
世界のヘッジファンドの合計資産が2014年4月以来初めて3兆ドル(約323兆円)を下回った。顧客が資金を引き揚げたことと3月の相場急落が影響した。イーベストメントのデータが示した。
このデータによると、3月の業界資金動向は241億ドルの純流出。マネージド・フューチャーズ戦略のファンドは約80%で純流出となった。マクロファンドは約66%、マルチストラテジーファンドは63%が純流出だった。
イーベストメントは24日のリポートで「3月の資金フローは現在の危機による影響の度合いを完全には捉えていない公算が大きい」とし、「一部の投資家は短期的にあわてて解約したが、解約を計画通りに進めた投資家もあるようだ。新たな資金配分は大幅に減速した」と分析した。
3月の資金引き揚げで1、2月の純流入分は帳消しになり、1-3月では80億ドルの純流出。世界のヘッジファンド資産は推計で2兆9500億ドルとなった。
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