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概要:原油先物価格は11日、下落している。供給過剰懸念が根強いほか、新型コロナウイルス感染の第2波への警戒も広がっている。 0114GMT(日本時間午前10時14分)時点でブレント先物<LCOc1>は0.73ドル(2.4%)安の1バレル=30.24ドル。米WTI<CLc1>は0.81ドル(3.3%)安の1バレル=23.93ドル。 各国が感染防止のための行動規制を緩める中、原油需要が下支えされるとの期待が高
[シンガポール 11日 ロイター] - 原油先物価格は11日、下落している。供給過剰懸念が根強いほか、新型コロナウイルス感染の第2波への警戒も広がっている。
0114GMT(日本時間午前10時14分)時点でブレント先物LCOc1は0.73ドル(2.4%)安の1バレル=30.24ドル。米WTICLc1は0.81ドル(3.3%)安の1バレル=23.93ドル。
各国が感染防止のための行動規制を緩める中、原油需要が下支えされるとの期待が高まっている。一方で、中国北東部や韓国で感染の第2波が起こる可能性が出ており、投資家は警戒感を強めている。
新型コロナの世界的な感染拡大による影響で、世界の原油需要は約30%落ち込んでいる。
北米では在庫がだぶつき、原油保管場所が不足しつつあるとアナリストは指摘。一部の生産者は産油量を縮小している。
エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズが発表した5月8日までの週の、米国内で稼働している石油・天然ガス掘削の総リグ数は、前週比34基減の374基となり、1940年の統計開始以来80年間で最低を記録した。
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