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概要:ゴールドマン・サックスは今年大きく下げているブラジル株に強気だ。ドル・ベースで見ると、同国株はこれまでに48%余り下げている。
ゴールドマン・サックスは今年大きく下げているブラジル株に強気だ。ドル・ベースで見ると、同国株はこれまでに48%余り下げている。
カマクシャ・トリベディ氏率いるストラテジストらは、リスク資産への投資意欲の拡大と今年後半に商品価格が回復することがブラジル株の追い風になると20日付のリポートで分析。「ブラジル株は回復が期待できる理想的な候補だ」と指摘した。
ストラテジストらは投資家に対し、代表的な株価指数であるボベスパ指数について90000を目標に買い持ちを勧めた。これは現行水準を約9%上回る水準。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大でブラジル経済が打撃を受け、財政見通しが一段と悪化する中、投資家の間で同国株・通貨離れが見られた。ボルソナロ大統領の新型コロナ問題軽視の姿勢などもマイナス材料となってきた。
ただし、ボベスパ指数は90000を回復しても昨年末の水準を依然として約22%下回る。
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