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米失業率、21年１－３月期末まで10％以上に－ＪＰモルガン
概要：ＪＰモルガン・チェースのエコノミストらは、新型コロナウイルス感染拡大からの米経済の回復について、従来予想よりも鈍いとの見通しを示した。2021年の成長率予想を下方修正し、失業率は同年１－３月期いっぱいまで10％以上が続くと見込む。
ＪＰモルガン・チェースのエコノミストらは、新型コロナウイルス感染拡大からの米経済の回復について、従来予想よりも鈍いとの見通しを示した。2021年の成長率予想を下方修正し、失業率は同年１－３月期いっぱいまで10％以上が続くと見込む。
マイケル・フェロリ氏率いる同行エコノミストは22日の調査リポートで、新型コロナ対策として実施されたロックダウン（都市封鎖）によって米経済は今年４－６月期に前期比年率40％減と前例のない縮小が予想され、年後半になって緩やかに回復すると分析した。
ただ、21年末までの成長については従来予想を下回るだろうと指摘。別のリポートで、バランスシートの傷みや州・地方政府の歳出削減、貯蓄率の上昇、一時帰休の正式解雇への変更が一段と増加する見通しなどを理由として挙げた。
今年後半に経済が緩やかに基調を回復させ始めるにつれ、新型コロナの影響でここ２カ月に職を失った米国民が職探しを開始するとみられ、そうした展開が失業率低下を遅らせるとの見方を示した。
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