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世界原油需要、第4四半期にコロナ前水準回復へ＝サウジ・エネ相
概要：サウジアラビアのアブドルアジズ・ビン・サルマン・エネルギー相は１９日、世界的な原油需要は今年第４・四半期にも新型コロナウイルス感染拡大前の水準を回復すると述べた。同時に、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「ＯＰＥＣプラス」に対し価格支援に向けた減産合意の順守率を高めるよう呼び掛けた。 サルマン・エネルギー相は「ＯＰＥＣ、米エネルギー省エネルギー情報局（ＥＩＡ）、国際エネルギー機関（ＩＥ
［ドバイ／ロンドン／モスクワ １９日 ロイター］ - サウジアラビアのアブドルアジズ・ビン・サルマン・エネルギー相は１９日、世界的な原油需要は今年第４・四半期にも新型コロナウイルス感染拡大前の水準を回復すると述べた。同時に、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「ＯＰＥＣプラス」に対し価格支援に向けた減産合意の順守率を高めるよう呼び掛けた。
サルマン・エネルギー相は「ＯＰＥＣ、米エネルギー省エネルギー情報局（ＥＩＡ）、国際エネルギー機関（ＩＥＡ）などさまざまな機関の予測の平均に基づくと、世界的な原油需要は第４・四半期中に新型ウイルス感染拡大前の水準の約９７％に達すると推測される。これは４月と５月の急減から大きな回復となる」と述べた。
ロイターが入手したＯＰＥＣプラス声明の草案は、新型ウイルス感染拡大の第２波が原油市場の回復に対する主要なリスクとなると指摘。関係筋によると、ＯＰＥＣプラスはこの日の会合で減産規模の変更は決定しない見通し。
北海ブレント先物LCOc1は４月に１バレル＝１６ドルを下回り、２１年ぶりの安値を更新したが、現在は４５ドルを超えている。
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