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実物金の相場が急落だが まだ下落トレンドを形成できてない
概要：新型コロナウイルスワクチンの朗報が金の価格に圧力をかけ、18日の価格は1870米ドル近くまで下落しました。しかし、世界的な低金利と各国の債務の拡大により、金は依然として上昇トレンドに向かっています。
米製薬会社モデルナ（Moderna）は今週、新型コロナウイルスワクチンの有効性が94.5％と発表しました。ワクチンの開発成功が経済を後押しつつあり、インフレに強い資産である金の価格が引き下げられると予想されます。
シンガポールの国内非石油地場輸出（NODX＝石油輸出・再輸出を除いた輸出）データによると、10月にシンガポールの非貨幣用金輸出の年率が61％急落し、これは金の投資への需要が減少しているを表しています。
しかし、金は完全に下落トレンドを形成できていません。米国連邦準備制度（FED）は負債が７兆米ドルとなることを発表しましたが、米国だけでなく、世界中の中央銀行も債務の規模を急速に拡大しています。英国投資顧問会社のCrossBorder Capitalはそれに対して今年の債務の規模が更に30％増加すると予想しています。
CrossBorder Capitalは、世界中の政府や中央銀行が積極的な景気刺激策や資金供給の問題を解決し、債務と赤字を拡大し続けているため、金の価格が上昇するのは時間の問題だけと述べました。
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