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概要:米資産運用会社のヴァンエック・アソシエイツは30日、ビットコインを裏付けとする上場投資信託(ETF)設定の許可を米証券取引委員会(SEC)に申請した。ヴァンエック・ビットコイン・トラストはMVISクリプトコンペア・ビットコイン・ベンチマークレートのパフォーマンスを反映する。
米資産運用会社のヴァンエック・アソシエイツは30日、ビットコインを裏付けとする上場投資信託(ETF)設定の許可を米証券取引委員会(SEC)に申請した。ヴァンエック・ビットコイン・トラストはMVISクリプトコンペア・ビットコイン・ベンチマークレートのパフォーマンスを反映する。
ビットコインETFについてはここ数年、複数の申請があったが、ボラティリティー(変動性)や不正操作、低い流動性など数々の懸念を理由に許可されなかった。
それでもヴァンエックが申請に踏み切ったのは、ジェイ・クレイトン委員長の退任でSEC指導部の顔ぶれが変わること、ウォール街でビットコイン受容が広がっていることから、認可の確率が上昇したと読んでいるのだろうと、複数のアナリストは分析する。
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出所:ブルームバーグ
投資顧問会社ETFストアのネイト・ゲラチ社長は「SECを見る限り、ビットコインETF実現はまだまだ難しいという示唆しかない」と指摘。「ヴァンエックがビットコインETFを申請するに至る自信を得たということは、SEC内の見解に何らかの変化が生じたことを示唆するのかもしれない。この話がどう展開するのか見守る上で明らかにカギとなるのは、バイデン次期大統領が誰をSEC委員長に指名するかだ」と述べた。
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