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概要:[上海 15日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は15日、1年物の中期貸出制度(MLF)を通じて金融機関に5000億元(785億ドル)を供給した。金利は2.95%で前回と変わらず、20カ月連続
[上海 15日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は15日、1年物の中期貸出制度(MLF)を通じて金融機関に5000億元(785億ドル)を供給した。金利は2.95%で前回と変わらず、20カ月連続で据え置いた。
この日に期日を迎える9500億元のMLF融資の一部をロールオーバーした形だ。
人民銀は声明で、先に決定した銀行の預金準備率(RRR)引き下げをこの日実施したと説明。1兆2000億元の長期流動性を供給する。
ANZの中国担当シニアストラテジスト、ケイ兆鵬氏は「予想以上の資金供給は人民銀が来年に向けて十分な流動性を約束したことを裏付けている」と指摘。「金利据え置きは金融政策の穏健な姿勢を示している。しかし、カウンターシクリカルな環境下では、当局は必要に応じて利下げに柔軟になるだろう。われわれは今後の人民銀が様子見モードになると考えている」と語った。
一部の市場アナリストやトレーダーは、安定したMLF金利にもかかわらず、20日に発表される銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)が小幅に引き下げられる可能性があると見ている。
ゴールドマン・サックスのアナリストはこれより先に出した顧客向けノートで「1年物のLPRは5ベーシスポイント(bp)引き下げられる可能性がある」と指摘。「人民銀によると、7月と12月のRRR引き下げで銀行のコストは合わせて280億元削減されるという。われわれの計算では、これは1年物LPRを5bp下げるのに十分だ。同時に、5年物LPRもしくはOMO(公開市場操作)やMLF金利などの政策金利は変化しないと予想している」とした。
人民銀はまた、期間7日のリバースレポで100億元を供給した。この日は同額のリバースレポが期日を迎える。
小売売上高や投資の伸びなど、最近の一連の経済指標は景気減速を示している。また、最近のハイテク分野に対する当局の締め付けもセンチメントを悪化させているほか、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた新たな規制も下押し圧力を高めそうだ。
MUFGバンクのチーフ金融市場アナリスト、マルコ・スン氏は、経済への逆風が強まっており、当局は2022年前半に金融政策をさらに緩和する可能性があるとの認識を示す。
「その後の国内マクロ状況が必要とすれば、人民銀はさらに1─2回の広範なRRR引き下げを行う可能性がある」と指摘。一方、「われわれは今月のLPR引き下げの可能性も排除していない」とした。
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