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概要:米国株式市場は主要株価3指数が続伸して取引を終えた。堅調な経済指標や新型コロナウイルスのオミクロン変異株を巡るポジティブな展開を受け、幅広い銘柄に買いが入った。
[22日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指数が続伸して取引を終えた。堅調な経済指標や新型コロナウイルスのオミクロン変異株を巡るポジティブな展開を受け、幅広い銘柄に買いが入った。
12月22日、米国株式市場は主要株価3指数が続伸して取引を終えた。
S&P総合500種は2営業日連続で1%超上昇し、過去最高値に近づいた。
南アフリカの国立伝染病研究所(NICD)の科学者は22日、オミクロン株について一段のデータが必要としつつも、入院者や死者が過去の感染の波ほど増加しておらず、重症化リスクが限定的な可能性があるとして、「ポジティブな情報」と指摘した。
BMOウェルス・マネジメントのマイク・ストリッチ最高投資責任者(CIO)は「オミクロン株の感染拡大を受けて市場はまだ方向感を欠いているが、過去数日にはこれまでの変異株、特にデルタ株よりも重症化リスクが低い可能性を示すデータが増えており、2022年の景気先行きにとって良い兆候だ」と述べた。
S&Pの主要セクターは全て上昇。一般消費財が1.7%高、情報技術が1.3%高と上げが目立った。
電気自動車(EV)大手テスラは7.5%上昇し、S&P500とナスダック総合を押し上げた。マスク最高経営責任者(CEO)は、保有するテスラ株の10%を売却する目標を達成できるほど、すでに十分に売却したと、米風刺ニュースサイト「バビロン・ビー」とのインタビューで語った。
コンファレンス・ボード(CB)が22日に発表した12月の米消費者信頼感指数は115.8と、前月の111.9から上昇し、市場予想の110.8も上回った。新型コロナ感染が再拡大しているものの、来年も景気拡大が継続する可能性が示された。
このほか、11月の米中古住宅販売戸数が3カ月連続で増加。第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値も年率換算で前期比2.3%増と、改定値の2.1%増から上方改定された。
また、ファイザーは同社の新型コロナウイルス経口治療薬の緊急使用許可が米食品医薬品局(FDA)に承認されたと発表した。初の自宅療法となる。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35753.89 +261.19 +0.74 35491.71 35764.67 35433.13
前営業日終値 35492.70
ナスダック総合 15521.89 +180.81 +1.18 15319.16 15525.97 15303.06
前営業日終値 15341.09
S&P総合500種 4696.56 +47.33 +1.02 4650.36 4697.67 4645.53
前営業日終値 4649.23
ダウ輸送株20種 15961.74 -1.41 -0.01
ダウ公共株15種 956.38 +6.28 +0.66
フィラデルフィア半導体 3891.92 +34.62 +0.90
VIX指数 18.63 -2.38 -11.33
S&P一般消費財 1584.40 +26.95 +1.73
S&P素材 549.75 +4.21 +0.77
S&P工業 869.19 +2.84 +0.33
S&P主要消費財 783.67 +4.08 +0.52
S&P金融 642.97 +3.13 +0.49
S&P不動産 314.34 +2.96 +0.95
S&Pエネルギー 417.96 +2.39 +0.57
S&Pヘルスケア 1618.99 +18.72 +1.17
S&P通信サービス 267.76 +2.07 +0.78
S&P情報技術 3024.05 +39.66 +1.33
S&P公益事業 354.49 +1.41 +0.40
NYSE出来高 7.53億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28735 + 295 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 28670 + 230 大阪比
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