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概要:[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア統計局が28日発表した1月の小売売上高は前月比1.8%増の325億豪ドル(233億米ドル)となり、過去2番目の高水準となったほか、伸び率は市場予想の0
[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア統計局が28日発表した1月の小売売上高は前月比1.8%増の325億豪ドル(233億米ドル)となり、過去2番目の高水準となったほか、伸び率は市場予想の0.4%を大きく上回った。新型コロナウイルスのオミクロン株急拡大の中でも経済が勢いを維持したことを示した。
昨年12月は4.4%減少していた。
キャピタル・エコノミクスのシニアエコノミスト、マルセル・ティエリアント氏は「今や新規コロナ感染者は1月中旬のピーク時の4分の1にとどまっており、アップルの地図アプリの経路検索リクエストは2020年の水準を大きく上回っているほか、小売・娯楽施設の来場者数も回復している」と述べた。
ロシアのウクライナ侵攻とそれに伴うコモディティー(商品)価格の高騰は見通しにおける新たな不確実性となっているものの、今のところ豪州への影響は軽微だ。
CBAの豪経済担当責任者、ガレス・エアード氏は「オーストラリアのロシアおよびウクライナとの貿易関係は無視できる水準だ」と指摘。「欧州の主要な軍事大国や米国がウクライナなどでロシアと戦わない限り、豪経済はほとんど影響を受けないと見込んでいる」と語った。
28日に発表されたその他統計によると、住宅市場が活況を呈する中、1月の住宅ローン借入額は前年比7.7%増加した。
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