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概要:[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場終盤(115.56/59円)に比べて若干ドル安/円高の115.53/55円で推移している。ウクライナ情勢を巡る警戒感は解け
[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場終盤(115.56/59円)に比べて若干ドル安/円高の115.53/55円で推移している。ウクライナ情勢を巡る警戒感は解けず、外為市場ではリスク回避のドル買いと円買いが入り、ドル/円は底堅い展開となった。ただ、ロシアやウクライナと地理的に近い欧州では経済への悪影響が懸念され、ユーロは軟調な地合いが続いた。
米国、英国、欧州、カナダは26日、ロシアの一部銀行を国際銀行間の送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除することで合意した。
岸田文雄首相は27日夜、ウクライナに軍事侵攻するロシアの一部銀行をSWIFTから排除する制裁に加わると表明した。
各国による対ロシアの経済制裁を受けて、マーケットでは依然として警戒感がくすぶっている。JPモルガン・チェース銀行の市場調査本部長・佐々木融氏は、足元のウクライナ情勢について「単に地政学リスクだけの問題ではなくて、ロシアの銀行をSWIFTから排除するということは、マーケット的には相当大きなインパクトがある」と指摘。
今週は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言機会や米雇用統計の公表など、重要なイベントを控えているが、「ウクライナ問題の不透明感が強い中では、(米国の経済指標などは)そこまで市場に与える影響は大きくないのではないか」との見方を示した。
市場では、目先のドル/円にについて底堅い展開を予想する声も聞かれる。
対ロシアの追加制裁を受けて、プーチン大統領が核抑止部隊に高度の警戒態勢を指示したことを背景に、原油価格は高止まりしており、「原油高でインフレ懸念がさらに高まれば、FRBは大幅利上げに踏み切る可能性もあるのではないか。その場合、ドル高材料になりやすい」(国内証券)との意見が聞かれた。また、原油高は日本の貿易赤字定着を想起させ、円売りを招きやすいという。
ユーロは対ドル、対円で軟調な展開となった。楽天証券のFXディーリング部、荒地潤氏は「ヨーロッパはロシアに対する銀行融資が多いため、経済制裁を強く行ってしまうと、ヨーロッパの銀行が倒産するリスクもある」と話す。また、欧州経済の減速懸念で欧州中央銀行(ECB)の利上げが後ずれするとの思惑が広がれば、ユーロ/円の下落がドル/円に波及する可能性もあると指摘した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 115.53/55 1.1154/58 128.88/92
午前9時現在 115.58/60 1.1178/82 129.21/25
NY午後5時 115.56/59 1.1267/71 130.22/26
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