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ルーブル、過去最安値後に下げ幅縮小 中銀の緊急利上げ受け
概要：［２８日 ロイター］ - ロシアの通貨ルーブルは２８日、不安定な地合いの中で過去最安値を付けたが、ロシア中銀による緊急利上げなどを受け下げ幅を縮小した。もっとも年初からは３割近く減価している。 ルー
［２８日 ロイター］ - ロシアの通貨ルーブルは２８日、不安定な地合いの中で過去最安値を付けたが、ロシア中銀による緊急利上げなどを受け下げ幅を縮小した。もっとも年初からは３割近く減価している。
ルーブルはＥＢＳの電子取引で１ドル＝１２０ルーブルまで下落したが、１６００ＧＭＴ（日本時間３月１日午前１時００分）時点で前週末終値比１４％安の９４．６０ルーブルまで下げ幅を縮小。対ユーロでも１４％安の１０６．０ルーブルとなった。
ロシアの中央銀行は２８日、主要政策金利を９．５％から２０％に引き上げた。ルーブルが最安値に下げる中、一連の国内市場支援措置を発表したのに続き、緊急利上げに踏み切った。さらに中銀と財務省は、外貨建て収入の８０％を売却するよう企業に指示した。
アルファ・キャピタルのシニアアナリストは、２０％への利上げによってルーブルのポジションを解消する動きが大幅に抑制されると指摘。ただ、地政学リスクの高まりや制裁の影響などによる新たなショックが予測不可能な需給バランスの崩壊につながりかねないとした。
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