ユーロ圏ＣＰＩ、2月は前年比＋5.8％、過去最高更新

欧州連合（ＥＵ）統計局が２日発表した２月のユーロ圏消費者物価指数（ＨＩＣＰ）速報値は、前年比上昇率が５．８％と、過去最高を更新した。フランクフルトのＥＣＢ本部で２０２０年撮影。（２０２２年 ロイター/Ralph Orlowski）

欧盟(eu)统计局2日公布的欧元区消费者物价指数(hicp)初步数据同比创下5.8%的历史新高。于 2020 年在法兰克福的欧洲央行总部拍摄。 （2022 年路透社 / 拉尔夫·奥洛夫斯基）

［フランクフルト ２日 ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）統計局が２日発表した２月のユーロ圏消費者物価指数（ＨＩＣＰ）速報値は、前年比上昇率が５．８％と、過去最高を更新した。

【路透法兰克福2日】——欧盟(eu)统计局2日公布的欧元区消费者物价指数(hicp)初步数据同比创下5.8%的历史新高。

１月は５．１％、市場予想は５．４％だった。

1 月份为 5.1%，市场预测为 5.4%。

エネルギー価格が３２％上昇したほか、未加工食品の価格も６．１％急伸した。

能源价格上涨了 32%，生食价格飙升了 6.1%。

基調インフレ率も急ピッチで上昇。食品・エネルギーを除くインフレ率は２．９％で、前月の２．４％を上回った。食品・エネルギーに加え、アルコールとたばこを除くインフレ率も２．７％と、前月の２．３％から加速した。

潜在通胀率也在快速上升。不包括食品和能源的通货膨胀率为 2.9%，高于上个月的 2.4%。除食品和能源外，不包括烟酒的通货膨胀率为 2.7%，高于上个月的 2.3%。

欧州中央銀行（ＥＣＢ）は、ロシアのウクライナ侵攻に伴う市場の混乱とインフレ高進の間で板挟みになっている。

俄罗斯入侵乌克兰后，欧洲中央银行 (ecb) 在市场动荡和通胀上升之间受到挤压。

市場は数週間前まで今年のＥＣＢの利上げ幅を５０ベーシスポイント（ｂｐ）と予想していたが、現在は１５ｂｐ前後となっている。

直到几周前，市场还预计欧洲央行今年的加息幅度为 50 个基点 (bp)，但现在约为 15 个基点。

アナリストによると、ウクライナ情勢の緊迫化でエネルギー価格は今後さらに上昇するとみられ、今年の平均インフレ率が５％以上になる可能性がある。ＥＣＢの目標は２％だ。

分析师表示，随着乌克兰局势变得更加紧张，预计未来能源价格将进一步上涨，今年平均通胀率可能升至 5% 以上。欧洲央行的目标是2%。