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概要:米ニューヨーク(NY)連銀のロリー・ローガン執行副総裁は2日、約9兆ドル規模となっている連邦準備理事会(FRB)のバランスシートについて、前回の縮小局面よりも減らす余地があり、政策立案者は短期金融市場を変わらずに注視すると述べた。
米ニューヨーク(NY)連銀のロリー・ローガン執行副総裁は2日、約9兆ドル規模となっている連邦準備理事会(FRB)のバランスシートについて、前回の縮小局面よりも減らす余地があり、政策立案者は短期金融市場を変わらずに注視すると述べた。写真は2月14日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[2日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀のロリー・ローガン執行副総裁は2日、約9兆ドル規模となっている連邦準備理事会(FRB)のバランスシートについて、前回の縮小局面よりも減らす余地があり、政策立案者は短期金融市場を変わらずに注視すると述べた。
保有債券の縮小に当たっては、常設レポファシリティーも市場の安定を保つための手段として機能するはずだとした。
ニューヨーク大学主催のウェビナーで、「スタッフは準備状況の変化を理解するため、短期金融市場の動向を注意深く監視する」と説明。政策立案者は主に有価証券を(再投資せずに)満期償還させて保有高を減らすことを望んでいると強調した。
また、ローガン氏は、バランスシートの縮小がどのようなものになるのかについて、いくつかの予想を示した。例えば、保有国債の元本支払いについて、今後数年間は毎月400億─1500億ドル、平均して800億ドル程度になる可能性があるという。
住宅ローン担保証券(MBS)の縮小は今後数年間、月平均250億ドル程度になる可能性があるが、正確なペースは不明で、住宅ローン金利に影響されるという。
NY連銀の市場操作を統括するローガン氏は、市場機能を支援するための資産購入は将来的にまれなケースになると指摘。「市場機能を支援するために大規模な介入を正当化する状況は、極めてまれになると予想している」と述べた。
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