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概要:7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:引き続きウクライナ情勢を警戒しつつディフェンシブ系の物色に■ローム、22/3上方修正 営業利益690億円←630億円■前場の注目材料
7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:引き続きウクライナ情勢を警戒しつつディフェンシブ系の物色に
■ローム、22/3上方修正 営業利益690億円←630億円
■前場の注目材料:東芝、GEと協業拡大、“陸上風力”国内受注狙う
■引き続きウクライナ情勢を警戒しつつディフェンシブ系の物色に
7日の日本株市場は、米株安の流れを受けて不安定な相場展開が続きそうである。
4日の米国市場ではNYダウが179ドル安だった。
ロシアがウクライナの欧州で最大の原発を制圧したことを警戒したアジアや欧州市場の流れを継いで売りが先行した。
その後、2月雇用統計の予想以上に強い結果を受けて、下げ幅を縮小する場面が見られたものの、ウクライナ戦争激化への懸念を拭えず終日軟調推移となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円安の25870円。
円相場は1ドル114円90銭台で推移している。
シカゴ日経225先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになりそうだ。
引き続きウクライナ情勢の緊迫化のなかで、関連する報道に振らされやすい相場展開になりそうだ。
ロシア軍が新たに3か所目の原発に向けて進軍しているとの見方が報じられたほか、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は会談を行ったが、即時停戦の呼びかけに対して、強硬姿勢を崩していないことから、リスク回避姿勢は強まりやすいだろう。
また、今週は週末にメジャーSQを控えていることから、基本的には限月交代に伴うロールオーバー中心の取引となるため、大きなトレンドは出にくいタイミングである。
ただし、短期のヘッジファンドなどによるウクライナ情勢に関連した報道で荒い値動きとなるようだと、ヘッジに伴う動きが強まりやすく、先物主導による荒い値動きが警戒されやすい。
3カ所目の原発が制圧といったニュースフローには警戒する必要があるほか、米欧による一段の規制強化による世界経済への影響などが高まる局面においては、日経平均は2月24日安値とのダブルボトムを下回ってくる可能性も警戒してきたいところであろう。
物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株が指数の重荷となる可能性があることから、ディフェンシブ系の物色に向かいやすいだろう。
また、防衛関連のほか再生エネルギー関連などのテーマ株などへの短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすい。
そのほか、中小型株については先週半ば以降の調整で手掛けづらくなったが、調整トレンドの中での自律反発の動きだったこともあり、短期的な資金が中心の中においては、押し目狙いの動きは改めて入りやすいだろう。
■ローム、22/3上方修正 営業利益690億円←630億円
ローム (T:6963)は2022年3月期業績予想の修正を発表。
売上高は4400億円から4500億円、営業利益を630億円から690億円に上方修正した。
自動車関連市場や産業機器関連市場が引き続き好調に推移することにより売上高は予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・米原油先物は上昇(115.68、+8.01)
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・海外のコロナ感染沈静化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東芝 (T:6502)GEと協業拡大、“陸上風力”国内受注狙う
・日野自 (T:7205)排ガス・燃費試験で不正行為、11万台超
・京セラ (T:6971)ロームのタンタルコンデンサー設備・知財を取得
・塩野義 (T:4507)コロナワクチン、ブースター効果確認、ファイザーに劣らず
・パナソニック (T:6752)米で新型EV電池の工場用地取得へ
・アーレスティ (T:5852)30年度に売上高72%増、電動車向け部品拡大
・クラボウ (T:3106)対象物追いかけ認識、ロボハンド向け3Dビジョンセンサー開発
・日立建機 (T:6305)部品再生事業を拡大、車体も再生、中古車販売
・三菱マテリアル (T:5711)生物模倣技術活用の新材料“金属ゴム”、23年度投入
・カネカ (T:4118)アクリル系繊維を増産、アフリカ向け頭髪装飾需要好調
・レンゴー (T:3941)ヒロパックスを子会社化、関東で段ボール事業拡充
・日清紡HD (T:3105)AMIと資本業務提携、医療・ヘルスケア強化
☆前場のイベントスケジュール
・時間未定 中・1-2月輸出(前年比予想:+14.5%、21年1-2月:+60.6%)
・時間未定 中・1-2月輸入(前年比予想:+17.0%、21年1-2月:+22.2%)
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