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概要:大手米銀JPモルガン・チェースの顧客の多くは、ロシアのウクライナ侵攻とそれに続いた欧米諸国の制裁発動で「ストレスが極限に達している」と、同社グローバルマーケッツの責任者トロイ・ロールボー氏が述べた。
大手米銀JPモルガン・チェースの顧客の多くは、ロシアのウクライナ侵攻とそれに続いた欧米諸国の制裁発動で「ストレスが極限に達している」と、同社グローバルマーケッツの責任者トロイ・ロールボー氏が述べた。
1-3月(第1四半期)のマーケット収入は3月4日の時点で10%減少していたが、「それ以降に状況は大きく変わった」と同氏は8日、RBCグローバル・ファイナンシャル・インスティテューションズ・カンファレンスで発言。今四半期のトレーディングガイダンスについては、これ以上の発言は差し控えるという。
「今のマーケットは極端に危険で、不確実性がかなり高い」とロールボー氏。「現在の状況がどのように展開するのか、まだ完全には把握できていない」と述べた。
ロールボー氏はロシアに関連した新興国市場の波乱や、制裁に絡むストレスを強調。制裁は特に複数の市場と商品に打撃を及ぼしたと指摘した。
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