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概要:10日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円85銭へ弱含んだのち、116円20銭まで上昇し、引けた。 米2月消費者物価指数(CPI)は40年ぶり最大の伸びを示し、連邦準備制度理事会(FRB)の利上
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円85銭へ弱含んだのち、116円20銭まで上昇し、引けた。
米2月消費者物価指数(CPI)は40年ぶり最大の伸びを示し、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを正当化する結果となったため金利上昇に伴うドル買いが強まった。
また、ウクライナ、ロシアの外相会談で停戦交渉に進展がなく、警戒感から質への逃避のドル買いも再燃した。
ユーロ・ドルは1.1121ドルへ上昇後、1.0980ドルまで下落し、引けた。
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り政策金利の据え置きを決定した。
インフレがECBの目標である2%で安定する可能性が高まったため、想定より早く量的緩和を終了する計画を発表し、年内の利上げの可能性も除外しなかったため一時ユーロ買いが加速。
その後、ロシア、ウクライナ停戦交渉に進展なく、ウクライナ情勢が改善せず域内回復の損傷となるとの根強い懸念を受けたユーロ売りに押された。
ユーロ・円は128円87銭へ上昇後、127円42銭まで下落。
ポンド・ドルは1.3193ドルから1.3092ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.9255フランから0.9309フランまで上昇した。
[経済指標]・米・2月消費者物価指数:前年比+7.9%(予想:+7.9%、1月:+7.5%)・米・2月消費者物価コア指数:前年比+6.4%(予想:+6.4%、1月:+6.0%)・米・2月消費者物価指数:前月比+0.8%(予想:+0.8%、1月:+0.6%)・米・2月消費者物価コア指数:前月比+0.5%(予想:+0.5%、1月:+0.6%)・米・先週分新規失業保険申請件数:22.7万件(予想:21.7万件、前回:21.6万件←21.5万件)・米・失業保険継続受給者数:149.4万人(予想:145.0万人、前回:146.9万人←147.6万人)・米・2月財政収支:—2166億ドル(予想:-2140.00億ドル、21年2月:-3109.22億ドル)
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