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概要:CAICA DIGITAL (T:2315)は17日、2022年10月期第1四半期(21年11月-22年1月)連結決算を発表した。 売上高が前年同期比37.9%増の17.51億円、営業損失が0.30億
CAICA DIGITAL (T:2315)は17日、2022年10月期第1四半期(21年11月-22年1月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比37.9%増の17.51億円、営業損失が0.30億円(前年同期は1.29億円の損失)、経常損失が0.39億円(同1.79億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.65億円(同1.76億円の損失)となった。
ITサービス事業の売上高は前年同期比4.1%減の11.56億円、営業利益は同51.9%増の1.01億円となった。
CAICAテクノロジーズは、金融機関向けのシステム開発分野が好調であり、前年同期を上回るペースで進捗した。
新規で信販会社向けの大型案件を受注したほか、既存のシステム開発も堅調に推移し、一次請比率も安定的に伸長している。
非金融向けシステム開発分野は、新規案件の引合を常に確保できている状況にある。
受注拡大に伴い、CAICAテクノロジーズにおけるリーダー人材が不足傾向となっているが、組織変更により柔軟に対応している。
暗号資産関連のシステム開発分野は、暗号資産交換所「Zaif」における各種マーケティング施策に係る開発、とりわけ次世代システム移行に伴う開発案件の受注が拡大している。
金融サービス事業の売上高は前年同期比800.1%増の5.96億円、営業損失は0.32億円(前年同期は0.81億円の損失)となった。
これまでの主力サービスであったカバードワラント(eワラント)は、カイカ証券が独自に開発した取引ツール「eワラント・ダイレクト」にて直接販売を継続するとともに、現在、カバードワラント(eワラント)に代わる主力商品として暗号資産を対象とした証券化商品の開発・提供に注力している。
当第1四半期においては、プロモーション活動による利用者の拡大を図ったほか、暗号資産CFDにおいてビットコイン、イーサリアム共に最小取引数量に変更し、より少額での取引参加を可能とするなど、サービスの向上に取り組んだ。
しかし、前年度にカバードワラント(eワラント)の取次先であるSBI証券が新規eワラント銘柄追加を中止したことによる売上高減少の影響を補うには至らず低調に推移した。
カイカエクスチェンジの売上高は主に暗号資産交換所「Zaif」における受入手数料や暗号資産売買の損益で構成されている。
次世代システムへの移行は計画どおりに進捗し、順次提供を開始する予定。
また、2021年12月にカイカコインのホワイトペーパーにて、カイカコインの今後のサービス方針を公表した。
同社が発行したカイカコインを「Zaif」の各種サービスのユーティリティトークンとして位置付け、その流通の促進や保有者の拡大を進めていくとしている。
さらに「Zaif」の認知度向上に向けた取り組みの一環として、FISCO Decentralized Application Platformが運営する「NFTマーケットプレイス」のネーミングライツを取得し、現在「Zaif NFT Marketplace」として提供されている。
しかし、当第1四半期においては、新規顧客獲得のペースが鈍化し、取引顧客の出来高が少なく低調に推移した。
今後は、「Zaif」における顧客獲得を目的とした新規暗号資産の取り扱いの開始や、暗号資産交換所「Zaif」における暗号資産CFDサービスの提供を早期に実現していくとしている。
なお、2022年3月14日よりコスプレトークン(COT)の新規取り扱いを開始している。
「Zaif」のこれまでの顧客層とは異なる新規顧客層の獲得を期待するとともに、新規取り扱いを記念したキャンペーン活動等による利用者の拡大を図っていくとしている。
カイカキャピタルでは、トレーディングの経験者を複数名採用し、暗号資産の投融資・運用を本格的にスタートした。
当第1四半期においては保有暗号資産の売却等により想定を上回るペースで好調に推移している。
2022年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比28.4%増の76.32億円、営業利益が2.11億円、経常利益が2.01億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.72億円とする期初計画を据え置いている。
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