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概要:ロシア財務省が「友好国」の通貨を使った為替介入を計画する中、ドルやユーロの保有を減らして人民元を買う動きが国内で広がっていることが、国営銀行オトクリティエのリポートで分かった。
ロシア財務省が「友好国」の通貨を使った為替介入を計画する中、ドルやユーロの保有を減らして人民元を買う動きが国内で広がっていることが、国営銀行オトクリティエのリポートで分かった。写真は人民元紙幣。2017年5月撮影(2022年 ロイター/Thomas White)
[7日 ロイター] - ロシア財務省が「友好国」の通貨を使った為替介入を計画する中、ドルやユーロの保有を減らして人民元を買う動きが国内で広がっていることが、国営銀行オトクリティエのリポートで分かった。
それによると、ロシア中央銀行が西側の制裁による影響を緩和するため導入した外貨購入規制を解除した5月20日以降、人民元の需要は8倍に増加。ポンドやスイスフランの購入も2.5倍に増えたが、かつて人気だったドルやユーロの需要は減少したという。
モスクワ取引所によると、ルーブル・人民元の取引高は今週、過去最高の443億ルーブル(7億0300万ドル)に達した。
財務省はルーブル高に対応するため「友好国」の通貨購入を開始する可能性を示している。
当局は今年初めにルーブル防衛策として市場介入による外貨買い入れを停止したが、その後ルーブルは大幅に上昇し、1週間余り前には7年ぶり高値を付けた。
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