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概要:ロシアのガスプロムは欧州向け主要パイプライン「ノルドストリーム」をメインテナンスのため3日間稼働を停止する。 このため、欧州天然ガス先物が最大20%高となった。 ドイツの先物電気代は1年前に比べ14倍
ロシアのガスプロムは欧州向け主要パイプライン「ノルドストリーム」をメインテナンスのため3日間稼働を停止する。
このため、欧州天然ガス先物が最大20%高となった。
ドイツの先物電気代は1年前に比べ14倍といわれている。
ロシアは、今後も西側諸国への報復制裁の手段として、需要が高まる冬季に向けて燃料供給を引き続き利用すると見られる。
供給ひっ迫で、燃料価格の一段の上昇も除外できない。
燃料危機の悪化が欧州経済の重しになると考えられユーロ売りも継続すると見られる。
ユーロ・ドルは2002年12月の安値0.9688ドルが視野に入る。
英国も例外ではない。
シティグループは英国のインフレ率が天然ガス価格の上昇により1月にも1979年のピークと同じ、前年比18.6%水準にまで上昇すると見ており、その結果同国経済が景気後退入りすると警告。
ガス価格の上昇を抑制する政府の政策は考慮していないという。
国民が毎月の給与の8割を燃料費の支払いに充てているとも言われており、同国経済にも影響を与えるリスクからポンドも下落が予想される。
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