简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:米自動車大手フォード・モーターなどの米優良企業が最近、インフレや需要減退による収益悪化の見通しを示したのを契機として、今後の米企業収益全般に懸念が広がっている。折から米株は来年の米景気後退(リセッション)入りを織り込んで下落を続けており、投資家は一段と警戒感を強めそうだ。
9月26日、米自動車大手フォード・モーターなどの米優良企業が最近、インフレや需要減退による収益悪化の見通しを示したのを契機として、今後の米企業収益全般に懸念が広がっている。
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターなどの米優良企業が最近、インフレや需要減退による収益悪化の見通しを示したのを契機として、今後の米企業収益全般に懸念が広がっている。折から米株は来年の米景気後退(リセッション)入りを織り込んで下落を続けており、投資家は一段と警戒感を強めそうだ。
フォードは19日、第3・四半期の見通しとして、インフレに関連し部品や原材料費のコストが見込みより約10億ドル増えると表明した。22日には宅配大手フェデックスが6─8月の需要落ち込みによる利益悪化を明らかにし、最大27億ドルのコスト削減を発表した。
LPLファイナンシャルの首席グローバル・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏はこうした発表を重視。「今後も業績下方修正が相次ぐとすれば、なおさら重大だ」とし、市場が米国と世界の需要減速を特に懸念していると指摘した。
リフィニティブIBESデータの23日時点のデータによると、SP500種株価指数構成企業の7─9月利益のアナリスト予想は前年同期比4.6%増と、7月1日時点の11.1%増から大幅に切り下がった。今年全体の増益率見通しも7.7%と、7月1日の9.5%から下方修正された。
キングズビュー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「1、2カ月前まで業績下方修正はほとんど見かけなかったが、変化が始まった」とした。
今年7─9月期決算発表は10月半ばまでに始まる。株式投資家にとって次の大きな注目材料の1つだ。
ただ、チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は、米企業が予想を上回る利益を発表して市場を驚かせようとする傾向があると指摘。「企業は以前にもこの種の状況を乗り切って見せた」とし、今回も利益が持ちこたえることを示し、サプライズをもたらすと期待している。
もっとも米企業は現在、インフレと金利上昇に加えてロシアのウクライナ侵攻と、広い方面から打撃を被っている。メックラー氏は業績見通しの下方修正と株価収益率(PER)の低下が同時に起こっている点を指摘し、「これがこれほどの株価大幅安の一因だ」と述べた。
リフィニティブのデータを見ると、S&P500社の今後1年間の利益予想に基づくPERは現在16.3倍と昨年末の22倍から下がり、長期平均の約16倍に接近している。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。