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概要:[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した9月の小売売上高(季節調整済み)は前月比横ばいとなった。高インフレと急速な金利上昇を背景に、高額商品を中心に消費が手控えられていることが示
[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した9月の小売売上高(季節調整済み)は前月比横ばいとなった。高インフレと急速な金利上昇を背景に、高額商品を中心に消費が手控えられていることが示された。
ロイターのまとめた市場予想は0.2%増だった。ただ予想レンジは1.1%減から0.8%増まで幅広かった。前年同月比では8.2%増加した。
8月は0.3%増から0.4%増に上方改定された。
自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.4%増加した。8月は横ばいから0.2%増に上方改定された。
コア小売売上高は、国内総生産(GDP)統計の個人消費の項目と緊密に連動。9月の増加と8月分の上方改定を踏まえると、エコノミストは、第3・四半期の個人消費の伸び率は1.0%を超えた可能性があるとの見方を示している。
ハイフリークエンシー・エコノミクス(ニューヨーク州)のチーフ米国エコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は「力強い雇用増と名目所得の上昇を背景に、全体として家計の消費は続いている」としながらも、「借入コストとインフレの上昇が今後、消費の足かせになる可能性がある」と指摘。
EYパルテノン(訂正)のチーフエコノミスト、グレゴリー・ダコ氏も「消費意欲は依然として旺盛だが、低・中所得層を中心に物価と金利の上昇が一段の重しになっている」と述べた。
項目別では、自動車が前月比0.4%減、ガソリンが1.4%減。家具は0.7%減、建材・園芸用品は0.4%減。
家電は0.8%減。趣味・楽器・書籍も減少し、裁量支出が手控えられていることが示された。
一方、衣料品と一般消費財は0.5%増。オンライン・通信販売も0.5%増加した。小売統計に含まれる唯一のサービス業であるバー・レストランも0.5%増加した。
※EYパルテノンの表記を訂正します。
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