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概要:米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が18日発表した第3・四半期決算は、実質利益と売上高が市場予想を上回った。抗がん剤「ダラザレックス」の強い需要が追い風になった。ただインフレ圧力やドル高などに苦戦しているため、ある程度の人員削減に動く可能性があると示唆した。
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が10月18日発表した第3・四半期決算は、実質利益と売上高が市場予想を上回った。
[18日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が18日発表した第3・四半期決算は、実質利益と売上高が市場予想を上回った。抗がん剤「ダラザレックス」の強い需要が追い風になった。ただインフレ圧力やドル高などに苦戦しているため、ある程度の人員削減に動く可能性があると示唆した。
特殊要因を除く1株利益は2.55ドル、総売上高は前年同期比1.9%増の237億9000万ドル。リフィニティブIBESのデータに基づく市場予想はそれぞれ2.47ドルと233億4000万ドルだった。
ダラザレックスの売上高は30%近く伸びて20億5000万ドルに膨らんだ。
J&Jはインフレとドル高の影響について、ヘルスケアは他のほとんどの産業に比べると耐性があるものの無傷ではないと説明。ドル高のために来年の調整後1株利益は0.40─0.45ドル押し下げられるとの見通しを示した。来年になればインフレ圧力は多少和らぐと想定しつつも、今年製造された在庫の管理費用増大が来年の利益を圧迫しかねないとも警告した。
またウォーク最高財務責任者(CFO)は、特に同社が消費者向け事業のスピンオフ(分離・独立)を目指している点から、「適正な規模」を模索中だと述べた。「バンドエイド」や解熱鎮痛剤「タイレノール」などのブランドを抱える消費者向け事業は来年終盤にスピンオフの予定だ。
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