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概要:[26日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨バスケットに対し1%超下落。朝方発表された低調な米指標を受け、連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるという見方が強まった。ユーロは1カ月ぶりに
[26日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨バスケットに対し1%超下落。朝方発表された低調な米指標を受け、連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるという見方が強まった。ユーロは1カ月ぶりにドルとのパリティ(等価)を回復した。
終盤の取引で、ドル指数は1.118%安の109.7と、9月20日以来の安値に沈んだ。
ドルは米10年債利回りの低下にも追随した。
11月1━2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%ポイントの利上げが実施されるという見方が優勢だが、12月会合では利上げ幅が0.50%ポイントに縮小するという観測が台頭している。
米商務省が発表した9月の新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比10.9%減の60万3000戸と、市場予想を下回った。8月分も前回発表の68万5000戸から67万7000戸に下方改定され、FRBの一連の利上げがすでに米経済にブレーキをかけている兆候を示唆した。
ユーロは1.11%高の1.0079ドルと、9月13日以来の高値を付けた。
ポンドも1.33%高の1.1625ドルと、9月13日以来の高値を更新。英国でスナク氏が新首相に就任したことが引き続き好感されている。
カナダドルは、カナダ銀行(BOC、中央銀行)が市場予想よりも小幅な利上げに踏み切ったことを受け一時下落。しかしその後は上げに転じ、一時3週間ぶりの高値となる1米ドル=1.35105カナダドルを付けた。
カナダ中央銀行は26日の会合で、政策金利である翌日物金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き上げて3.75%とした。利上げ幅は市場予想の75bpを下回った。マックレム中銀総裁は今後の利上げペースについては「金融政策がいかに需要減速で効果を発揮しているか、供給面での課題がどのように解決されているか、インフレとインフレ期待がどのように反応しているかに左右される」と語った。
ドルはオフショア人民元に対しても1.55%下落。中国国有銀行によるドル売りが指摘される中、オンショア人民元も対ドルで10月12日以来最も高値を付けた。
ドル/円も1.11%安の146.29円。
暗号資産(仮想通貨)のビットコイン は4.45%高の2万0981ドルだった。
<債券> 国債利回りが低下した。3カ月物財務省短期証券(Tビル)と10年債の利回り格差がマイナスとなったことで、FRBが利上げペースを鈍化させるとの観測が再浮上している。ドル安も支援材料となった。
3カ月物Tビルと10年債の利回り格差はマイナス1.6bp(ベーシスポイント)。25日には取引時間中に一時マイナスとなったが、引け値ベースで逆転すればリセッション(景気後退)が差し迫っていることを示した2020年2・3月以来となる。
10年債の利回りは、一時約1週間ぶりに4.0%を割り込んだ。終盤は9.9bp低下の4.011%だった。
30年債利回りは11.4bp低下し4.150%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス41.5bp。
2年債利回りは4.3bp低下の4.425%だった。
カナダ銀行がこの日発表した利上げ幅が市場予想を下回ったことを受け、市場の一部では主要中央銀行のトーンが軟化したとの観測も聞かれた。
カナダ銀行は26日の会合で、政策金利である翌日物金利の誘導目標を50bp引き上げて3.75%とした。利上げ幅は市場予想の75bpを下回った。
CMEグループのFEDウォッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む、11月米連邦公開市場委員会(FOMC)での75bp利上げの確率は89.3%、12月に同幅利上げの確率は38.6%。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.563%、10年物が2.427%。
インフレ期待指標として注目されるドル建て5年先5年物インフレスワップは2.469%。
<株式> S&P総合500種とナスダック総合が4日ぶりに反落して取引を終えた。決算発表で企業が公表する業績見通しがさえず、世界的な景気減速懸念が強まった。FRBが来月1─2日のFOMC以降に利上げ幅の縮小を検討するのではないかとの期待も高まった。
マイクロソフトとアルファベットのさえない決算を受けて大型テクノロジー株が売られ、S&Pとナスダックを押し下げた。マイクロソフトは7.7%安、アルファベットは9.1%安。
ダウ工業株30種はわずかながら上昇した。
S&P主要11セクターでは5セクターが下落。通信サービスと情報技術の下げが目立った。
第3・四半期決算シーズンが本格化し、これまでにS&P500採用企業のうち170社が決算を発表。金融情報会社リフィニティブによると、このうち75%が市場予想を上回っている。ただ決算に対する期待が低下していることが背景にある。
クレジットカード大手ビザは第3・四半期の実質利益が市場予想を上回り、株価は4.6%上昇した。
航空機大手ボーイングは8.8%下落。予想よりも大幅な損失を計上した。
引け後に決算を発表したメタ・プラットフォームズは時間外取引で14%値下がりした。
<金先物> ドル安や米長期金利の低下を背景に買われ、続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比11.20ドル(0.68%)高の1オンス=1669.20ドル。
<米原油先物> 対ユーロでのドル安などを手掛かりに大幅続伸した。米国産標準油種WTI12月物の清算値(終値に相当)は前日比2.59ドル(3.04%)高の1バレル=87.91ドルだった。1月物は2.37ドル高の86.68ドル。
この日に米エネルギー情報局(EIA)は週間石油在庫統計を公表。21日までの1週間の在庫量は前週比260万バレル増の4億3990万バレルと、ロイターの市場予想(100万バレル増)を上回った。またEIAによると、この1週間の米原油輸出は 日量510万バレルと週間としては過去最大。国内製油所の稼働率も88.9%と2018年以来の高水準となった。エネルギー需給逼迫(ひっぱく)懸念が一段と強まり、相場を支えた。
ドル/円 NY終値 146.35/146.38
始値 147.13
高値 147.34
安値 146.23
ユーロ/ドル NY終値 1.0077/1.0081
始値 1.0021
高値 1.0088
安値 0.9996
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 80*16.00 4.1454%
前営業日終値 78*25.00 4.2640%
10年債(指標銘柄) 17時05分 89*28.50 4.0069%
前営業日終値 89*03.50 4.1100%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*23.00 4.1882%
前営業日終値 99*13.25 4.2570%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.38 4.4183%
前営業日終値 99*26.63 4.4670%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 31839.11 +2.37 +0.01
前営業日終値 31836.74
ナスダック総合 10970.99 -228.12 -2.04
前営業日終値 11199.12
S&P総合500種 3830.60 -28.51 -0.74
前営業日終値 3859.11
COMEX金 12月限 1669.2 +11.2
前営業日終値 1658.0
COMEX銀 12月限 1948.6 +13.7
前営業日終値 1934.9
北海ブレント 12月限 95.69 +2.17
前営業日終値 93.52
米WTI先物 12月限 87.91 +2.59
前営業日終値 85.32
CRB商品指数 277.3452 +3.3530
前営業日終値 273.9922
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