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ＵＡＥとエジプト、大規模風力発電所の建設で覚書
概要：［シャルムエルシェイク（エジプト） ９日 ロイター］ - 世界有数規模の陸上風力発電をエジプトに建設するプロジェクトの覚書が８日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）とエジプトの両国首脳立ち会いの下で調印された
［シャルムエルシェイク（エジプト） ９日 ロイター］ - 世界有数規模の陸上風力発電をエジプトに建設するプロジェクトの覚書が８日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）とエジプトの両国首脳立ち会いの下で調印された。ＵＡＥの国営首長国通信（ＷＡＭ）が政府発表を伝えた。
覚書は、国連気候変動枠組み条約第２７回締約国会議（ＣＯＰ２７）が開かれているシャルムエルシェイクで、ＵＡＥの再生可能エネルギー会社マスダールと、同社がエジプトの再生エネ開発業者インフィニティーと設立した合弁会社インフィニティー・パワー、建設会社ハッサン・アラム・ユーティリティーズの間で交わされた。
マスダールのアルラマヒ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「自社史上最大のプロジェクトで合意した。エジプトが掲げる再生可能エネルギーの目標達成に向け、一層貢献したい」と抱負を語った。
風力発電は完成後、再生可能エネルギー事業専用の送電網を整備するエジプトの「緑の回廊」計画に組み込まれる。再生可能エネルギーが同国のエネルギーミックスに占める割合を２０３５年時点で４２％とするのが目標だ。
エジプトがこの風力発電の導入で節減する天然ガスのコストは年間推計５０億ドル。インフィニティー・パワーのマンスール会長は「プロジェクトによって天然ガスを大量に節減できるようになる。経済を成長させ、炭素の排出を減らし、再生可能エネルギー源の活用が促進される」と強調した。
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